2015年5月4日月曜日

2015 INDYCARレポート 第99回インディー500情報:インディー500は34台エントリーで1台がバンプの憂き目か?

ホンダvsシボレーは17台vs17台の真っ向勝負の様相!?

 今年のレギュラーは24台と開幕戦では見えていたが、ロング・ビーチにシモーナ・デ・シルヴェストロ(アンドレッティ・オートスポート)は出場せず、23台に減った。彼女は第4、第5戦も走らず。
 エンジン&エアロ・キットのサプライヤー2社のサポート台数の内訳は、シボレーが12台で、ホンダが11台だ。

 デイル・コイン・レーシング(DCR)は2カーで今年もフル・シーズンを戦う計画だが、カルロス・ウェルタスが1レースを終えて行方をくらまし、ロング・ビーチでの18号車にはロッキー・モランJr.とコナー・デイリーが乗り、バーバーではべネズエラのロドルフォ・ゴンザレスの登場となった。フランチェスコ・ドラコーネはグラン・プリ・オヴ・インディアナポリスにも出場か? ゴンザレスはインディー500からのオーバル戦にも出場するんだろうか? 
 DCRはインディー500にピッパ・マンを今年も出場させるはずだが、3台体制は本当に整えられるのか?
 では、その他のエントリーも見て行こう。

 アンドレッティ・オートスポートは、開幕戦から2レースを走ったデ・シルヴェストロと、開幕戦で発表したジャスティン・ウィルソンが加わって5台体制。さすがに6台目はないと思われる。
 レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLL)は、グレアム・レイホールに加え、今年もオリオール・セルヴィアを走らせる。
 シュミット・ピーターソン・モータースポーツ(SPM)は、レギュラーの2人に1台を追加して3カー体制。3人目がアラバマでコナー・デイリーになると発表された。
 BHA/BBM・ウィズ・カーブ・アガジェニアンは2台目をジェイ・ハワードに委ねる。
 チップ・ガナッシ・レーシングはインディーで5台体制になる。カラム、サーヴェドラの両方を走らせるので。

 KVレーシング・テクノロジー(KVSHレーシング含む)は、もう去年のうちからUSACスプリント・カーで活躍して来ているブライアン・クロウソンに1台を委ねると決めている。これってクロウソンの能力に惚れ込んでなのか、それともに対するスリゴマなのか。はたまた単純にビジネスなのか…。クロウソンのメイン・スポンサーはジョナサン・バード・レストランと早い時期から決まってて、近頃次々とサブ・スポンサーが発表されている。
 KVは更にもう1台を走らせる話があり、アレックス・タグリアーニや、去年走らせたジェイムズ・デイヴィソン、チャンプカー時代に走らせていたキャサリン・レッグなどが噂に上がっていたが、3台目は断念した模様。の用意可能なエンジンが売り切れになったという噂もある。

 CFHレーシングは、20号車にオーナーのエド・カーペンター様が乗り、3年連続PP、そしてインディー初優勝を狙う。67号車は第4戦でキャリア初優勝を飾ったばかりのジョセフ・ニューガーデンで、JR・ヒルデブランドが3台目に乗る。アメリカ人3人て今時凄い。チーム・ペンスキーが4台体制でアメリカンがゼロなのとは対照的だ。
 昨年チップ・ガナッシと組んでセイジ・カラムを走らせたドレイヤー&レインボールド・レーシング(DRR)が、今年は独自でエントリーし、ドライヴァーにはインディー500でかなりのハイ・アヴェレージ・フィニッシュ率を誇るタコ・ベル…じゃなかった、タウンゼント・ベルを起用する。
 そして、忘れちゃならないのがラジア・パートナーズ・レーシング。1996年インディー500ウィナーは去年、「もっとビシッととした体制を整えて戻って来る!」と宣言してたが、この日曜日の合同テストに出て来るか? エンジン&エアロはを使用のはずだが。
 ということで、ホンダ陣営はアンドレッティが2台、RLL、SPM、ハータがそれぞれ1台ずつ追加エントリーで、DCRが予定通りに3カーなら合計17台になる。
 対するボウタイ軍団は、ガナッシ、CFH、KVSHが1台ずつ追加で、DRRとラジアというインディーのみ参戦のチームにも1基ずつを供給。合計5台増でこちらも17台。
 

去年はホンダ18台、13台でバンプ・アウトがなく、インディー500らしさがひとつ不足していた。今年はホンダもも17台ずつとなりそうで、34台なら1台だけだが決勝前にガレージを去るという少々残酷な事態になる。最後のグリッドをめぐる戦いは、いつもドラマチックだ。
以上

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