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気温:23~28°C
2日連続でトップタイムをマークしたパジェノー
「決勝用マシンの仕上がりには満足だが、僕はPPの最有力候補じゃない」
ターボのブーストを上げ、パワー・アップしたエンジンで走るプラクティス・デイ=ファスト・フライデイ。明日、明後日の予選はハイ・ブーストでの戦いが行われるのだ。今日も走行は正午から夕方6時まで。この間に最速となる230.698mphをマークしたのは昨日も最速だったシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)だった (クリックして動画を視聴)。
「昨日まで涼し目のコンディションでしか走って来なかった。今日は暑くなってコンディションが難しくなっていた。新しいエアロ・キットはコンディションの変化が大きな影響を受けるとわかった。僕らは4台が異なるエアロ・セッティングで走り、明日のためのデータを集め、その結果とても有意義な1日とできた」とパジェノーは語った。「僕はポール・ポジションの最有力候補じゃないから」とパジェノーは謙遜してもいた。「僕は自分のレース用マシン・セッティングが非常にいい、そのコトに満足している。明日は色々な要素が絡み合って来る。その最初がアタック順を決めるクジ引きだ。いずれにせよ、エンジニアたちにとって本当に大変な1日になる」。
チップ・ガナッシが2、3番手につけシボレーがトップ3独占
ホンダ勢最速はマルコ・アンドレッティ!佐藤琢磨229.808mphで9番手
2、3番手にはチップ・ガナッシ・レーシングのべテラン2人が来た。スコット・ディクソンが230.655mphで、トニー・カナーンが230.457mphだった。シボレーの1-2-3だ。
ホンダ勢最速となったのはマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)の230.312mph。しかし、その後ろにはまたシボレー軍団が並んだ。5番手はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、6番手はセイジ・カラム(チップ・ガナッシ・レーシング)だった。
トップ6はインディーカーのメジャー3チーム=チーム・ペンスキー、チップ・ガナッシ・レーシング、アンドレッティ・オートスポートで占めた。彼らに続いたのはシングル・カー・チームのBHAウィズ・カーブ・アガジェニアンだった。ドライバーはルーキーのギャビー・シャヴェス。スピードは229.891mphだった。
力走する琢磨 明日の予選に向けてますます順調な仕上がり Photo:INDYCAR(John Cote) クリックして拡大 |
トゥなしでのベストタイムはディクソン
ホンダのトゥなし最上位はシャヴェスの4番手
今日は誰もが単独走行を目指し、トウの利用なしで自分たちの予選用セッティングの実力を計ろうとしていた。インディーカーはコントロール・ライン通過をする際、すぐ前をマシンが走っていない状態=トウのない状態=かどうかをチェックしている。そのデータで比べると、かなりの精度で各チームの実力がわかる。そのデータを使うと今日の最速はディクソンとなる。彼の今日の自己ベスト=230.655mphはトウなしで記録されたのだ。
トウなしの2番手はパワーの230.206mphで、3番手はカラムの230.166mphだった。ペンスキーの1-2で、シボレーの1-2-3だ。
トウなしの4番手にホンダのシャヴェスがいる。彼のベスト=229.891mphがトウなしだったのだ。5番手はエリオで、6~10番手はカナーン、ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)、パジェノー、タウンゼント・ベル(ドレイヤー&レインボールド・レーシング)、グレアムレイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だった。
「まだスピードには満足していません」と語る琢磨
トウなしだとアンドレッティは28番手で、琢磨も19番手だった。
琢磨は、「今日は僕だけ違うセッティングにトライしました。明日は、そのセッティングと、他の2人がトライしていたセッティングの良いとこどりで行きたいと思います」と話していた。9番手だった琢磨だが、トウ利用であったため、「僕らは19番手。まだスピードには満足できていません。しかし、今日集めたデータは良いものだったので、明日はそれらを使って速いマシンにしたいと思います」とも話していた。
以上
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