ホンダ勢初のセッショントップはムニョス Photo:INDYCAR(Chris Owens) クリックして拡大 |
昨日最速だったエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)が走行開始から1時間経たないうちにターン1を単独走行中にスピンし、180度回って壁にヒット(クリックして動画をチェック)。後ろ向きに進んだマシンは宙を舞い、裏返しに着地した。幸いにもエリオに怪我はなかった。
「クルマの調子はとても良かった。何が起こったのか、まだまったくわかっていない。ターン1でオーバーステアが出てスピンした。アクシデントの衝撃は小さく、着地もスムーズだった。それは良いニュース。大きな事故にならなくて僕はラッキーだった。しかし、1日の遅れを取ることになった。まだ水曜日。木曜と金曜が予選前にあるって点もラッキー。クルーたちはマシンを完璧に直してくれるに違いない。そしてまた仕事に戻るだけだ」とエリオは話していた。
クラッシュ後、僚友パジェノーのエンジンカウルを装着して再度コースイン Photo:Masahiko Amano |
ホンダ・ユーザー初のセッション・トップタイム!
今日のトップはカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)。一気にスピード・アップがなされ、ついに230マイル台が出た。
Photo:INDYCAR(Mike Harding) |
午後6時の走行終了を間近に控えた5時53分のことだった。230.122mph。5台か6台が前を走る状況で大きなトウを受けてのものだったが、これでホンダ・ユーザーが初のセッション・トップとなった。
2番手はタウンゼント・ベル(ドレイヤー&レインボールド・レーシング)。昨日もトップ5入りしていたベルが、今日は228.969mphをマークした。
昨日エリオがトップになったのは227.514mphのラップでだった。それが今日は、6番手となったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)までがそのスピードを上回っていた。今日は27mph台に乗っただけではトップ10入りすらできなかった。
カナーンとパドックで談笑するデイヴィソン。本日のプラクティス3位と4位だ Photo:INDYCAR(Chris Jones) |
3番手はトニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング)。
そして、4番手にはジェイムズ・デイヴィソン(デイル・コイン・レーシング)が228.043mphで食い込んで来た。昨年がインディー500初出場だったデイヴィソンは、今日リフレッシャー・テストをクリアしたばかりだが、数台が走る後ろについて走行中にスピードの大きなジャンプ・アップがあった。彼がホンダ勢2番手となった。
Photo:INDYCAR(Chris Jones) |
5月3日の合同テストでトップだったファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)は、今日も目立たない17番手(226.660mph)だった。
公式練習初日にトップだったセイジ・カラム(チップ・ガナッシ・レーシング)は今日は5番手(227.822mph)につけた。
昨日のトップだったエリオはアクシデントもあって15番手止まり(226.673mph)。
昨年度ウィナーのライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)は11番手と今年はまだ本当の上位に来ていない(227.164mph)。
そして、昨年度シリーズ・チャンピオンのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は今日は8番手だった。
佐藤琢磨、23番手タイムだが「収穫の非常に多い一日」
佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は今日は23番手。ベストは226.144mph。ニュー・タイヤで出たハッピー・アワー、大きな集団での走りを重ねよう……という時にリヤ・サスペンションにトラブルが出たため、琢磨は急遽マシンを停めた。
Photo:INDYCAR(Chris Jones) クリックして拡大 |
以上
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