噂に上っていたアレックス・タグリアーニ(41歳)のインディー500挑戦が実現することとなった。カー・ナンバー48、アル-フィー・ヒート・トリーテ ィングがメイン・スポンサーのマシンで、彼はAJ・フォイト・エンタープライゼスからエントリーする。フォイトがインディーに3台を出場させるのは 2005年以来のこととなる。
フォイト・チームのサブ・スポンサーとなって5年目を迎えるアル-フィー・ヒート・トリーティングは、昨年マーティン・プラウマンのマシンをグランプリ・ オブ・インディアナポリスとインディー500でフル・スポンサーしたが、今年はフォイトの3台目を彩ることとなった。そして、2011年インディー500ポール・ウィナーとともに第99回インディー500に挑戦する。
カー・ナンバーは「48」。これはダン・ガーニーと、彼のイーグル・インディーカーの功績を讃えるためだ。AJ・フォイト自らのアイディアだという。フォ イトはガーニーとのコンビで67年のル・マン24時間レース優勝を達成している。
「私の良き友であるダン・ガーニーが使っていたカー・ナンバーが「48」だ。今年、彼はインディーに来ると聞いたので、彼の功績を讃えるためにも「48」をつけたマシンを走らせるのがよいと考えた。彼はそのナンバーで走り、好パフォーマンスを何度も見せていた」とAJ・フォイトは語っている。
ガーニーが68、69年にインディーで2位フィニッシュした際に乗っていたカー・ナンバー48のイーグル。それを模したマット・ブラックと白のカラーリングがタグの乗るマシンにも施される。
2011年の100周年記念式典以来となるインディー訪問を行うガーニーは、フォイトとの再会、そして48号車がコースを走るのを見ることを楽しみにしているという。彼はチーム・オーナーとして75年にインディー500で優勝している。その時のドライバーはボビー・アンサーで、カー・ナンバーは「48」だった。
「古き良き友、そしてチームメイトだったスーパー・テックス、AJの計らいに感動している。48号車に乗るアレックス・タグリアーニを笑顔で応援したい」とガーニーはコメントを寄せている。
タグのインディーカー搭乗は昨年のインディー500以来。サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシングからの出場での成績は予選24位、決勝13位だった。
彼はインディー500に6回出場しており、ベスト・リザルトは2010年の10位だ。
48号車、そしてタグの今年のインディー初走行は5月11日、スピードウェイがインディー500の公式練習用にオープンされる日となる予定だ。
2カーに拡大したばかりのフォイト・チームだが、インディーでは3カーへ。一気に所帯が大きくなって、そのコントロールやマネジメントが心配される。しかし、タグの長年に渡る経験と優れた能力、そして3台目を走らせることでより豊富になるデータがチームのパフォーマンス・アップに繋がることを期待したい。
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