ここまでのPP獲得は、パワー2回、カストロネヴェス2回、そしてランキングでモントーヤが1回。ペンスキー内のPP争いが続く状況だ Photo:INDYCAR(Chris Jones) |
「その2」では予選でのパフォーマンスを振り返る。
ポール・ポジションは、
開幕戦 パワー
第2戦 予選なし(ポイント・トップのモントーヤ)
第3戦 カストロネヴェス
第4戦 カストロネヴェス
第5戦 パワー
と全レースでペンスキー勢がポール・スタート!
次にファイアストン・ファスト6。
開幕戦 PPパワー 2位パジェノー 3位カストロネヴェス 4位モントーヤ 5位佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス) 6位セバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)
第2戦 予選なし
第3戦 PPカストロネヴェス 2位モントーヤ 3位ディクソン 4位ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート) 5位パジェノー 6位ニューガーデン
第4戦 PPカストロネヴェス 2位パワー 3位パジェノー 4位ディクソン 5位ニューガーデン 6位 カナーン
第5戦 PPパワー 2位ディクソン 3位カストロネヴェス 4位モントーヤ 5位パジェノー 6位カナーン
予選のあった4戦すべてでチーム・ペンスキーはPPを獲得して来ている。それだけでもすごいが、開幕戦ではPPから予選4位までを占拠し、第3戦ではフロント・ロウ、第4戦では予選トップ3を占めた。4人全員が予選ファイナルに駒を進めたケースが4戦で2回(開幕戦と第5戦)と衝撃的。完全にアタマひとつ以上抜きん出ている。
彼らに対抗できるチームといえばチップ・ガナッシ・レーシングだが、ハッキリ言うと、今年のペンスキーに勝負を挑めそうなのはディクソンだけ。カナーンは予選で6位が2回。レースでは3位が1回あるものの、ペンスキー勢と戦って来ている印象はない。ヴェテランらしさ、レース運びのうまさが発揮できるインディー500での活躍が期待されるところ。
二強に続くのはファイナル進出2回のニューガーデン
ペンスキーとガナッシの二強以外では、ニューガーデンが2回のファイナル進出を果たしている。初勝利を挙げるに見合うだけの成績を今年も彼は地道に積み上げて来ていた……と言えなくもないが、ポール獲得より先に優勝が来た(ベストは2位=3回)。レッド2セットをいかに使うか、今のインディーカーは予選の戦い方をマスターするのも非常に難しい。
それにしても、エド・カーペンターとサラ・フィッシャー、ふたりのチーム運営手腕は素晴らしい。彼らは今でこそ合併して同じチームになっているが、それぞれが短期間が勝てるチームを作り上げた。
ニューガーデン以外では琢磨、ブルデイ、ハンター-レイがそれぞれ1回ずつのファイナル進出を今季は果たしている。
以上
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