2015 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ Race Day ファイナル・プラクティス：「予選までで得た感触とデータでレース・セットアップに向けたセッティングを施したんだけど、なんか頭打ちしちゃってる感じですね」

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純粋なスピードを探せていないので苦労しています

Jack Amanoika(以下――）：ファイナル・プラクティスを走ったマシン、そしてそのフィーリングはどうでしたか？
佐藤琢磨：昨日の予選までで得た感触とデータでレース・セットアップに向けたセッティングを施したんだけど、どうでしょう……なんか頭打ちしちゃってる感じですね。バランスは動かせるんですけど、グリップ感が上がらないからスピードが乗って行かないんです
――今日は暑くなりそうな感じですが、それは事態をさらに難しくしそうですか？
佐藤琢磨：そうですね。タイヤのグリップ・レベルは明らかに落ちるし、摩耗も進むので、そのあたりがどうですかね？　タイヤに優しいようなクルマにして行きたいんですけど、いかんせん純粋なスピードを自分たちはまだ探せていないというか、スピードが出ていないので、非常に苦労をしています。

――今年のバーバー、ブラックとレッド、どちらが良い、悪いの見立てはどうなっていますか？
佐藤琢磨：どうだろう？　ブラック・タイヤは基本的に持ちはいいはずなんだけど、すでに結構大きなデグラデーションが出てるので……。例年でいうとここはレッドですよね。ブラックではもうテールが全然食いついて行かなくて、純粋なグリップ・レベルが低過ぎて。レッドを履いてスライドが収まる分、摩耗はブラックと同じになるって感じかな？　ハード・タイヤは摩耗に強くてもスライドしちゃうから、結局摩耗してっちゃって、最初から最後までレースでは1回もオイシイところがない……みたいな感じになる。

――では、今日の午後が暑くなってもレッドをメインにしての戦いをすることになりそうですか？
佐藤琢磨：多分そうなると思います。

――では、レースも頑張ってください。

佐藤琢磨：はい！