2015年4月26日日曜日

2015 INDYCARレポート R4 ホンダ・インディー・グランプリ・オブ・アラバマ Day1 プラクティス1:最速はスコット・ディクソン

プラクティス1でトップタイムをマークしたディクソン。今回はコカ・コーラカラーということで、ネーミング・ボトルをもってアピール Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
ディクソン、ラップ・レコードに迫るタイムをマーク
 ロング・ビーチで今季初勝利を挙げたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)がバーバー・モータースポーツ・パークでのプラクティス1でも最速だった。セッションが終盤に差し掛かったころに1分7秒7754をマークした。長いこと勝てなかったロング・ビーチを制した彼は、同じくまだ優勝したことのないバーバー(しかも、2位に4年連続でなった後の去年が3位フィニッシュ!)でも初めての勝利を今週末に記録することとなるかもしれない。
 2レースを行うインディー・ライツは昨日から走っているが、インディーカーに限って今回は2デイ・イベント。エントリー23台に与えられるプラクティスは予選前に2回で、1回目は60分間、2回目は45分と今年のこれまでのイベントに比べて短くされている。3月に合同テストで2日間走り込んでいるためだ。

 昨晩は豪雨で、今日の走行が可能かどうかが心配されたバーミンガムだったが、今日は朝8時前から晴れ間が見えるようになり、プラクティス開始時こそ濡れていた路面も短時間で乾いて行った。

2番手はパワー、3番手にはルカ・フィリッピが!
 開幕前の合同テストではウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が1分7秒3118でトップだったが、今日のプラクティス1回目でディクソンは0.4636秒差に迫るラップを記録した。このままドライ・コンディションが続けば、午後のプラクティス2では路面コンディションも向上して更にラップ・タイムは縮まり、レッド・タイヤ装着で争われる夕方の予選でコース・レコードが新たに打ち立てられるだろう。今のレコードは2013年の予選のセグメント1でディクソンが記録した1分6秒7750だ。 
 プラクティス1の2番手にはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が1分7秒9929でつけた。トップだったディクシーとの差は0.2175秒と意外に大きかった。
 そして、3番手には1分8秒0607のルカ・フィリッピ(CFHレーシング)がつける大健闘ぶり。4番手はシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)=1分8秒1364、5番手はセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)=1分8秒3706だった。

 6番手は前戦ロング・ビーチで今季初のポール・ポジションを獲得したエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)=1分8秒4546.今回もシェビー優勢で週末は始まった。トップ6を彼らは独占したのだ。


ホンダ最速は7番手のレイホール。佐藤琢磨は10番手につける
 ホンダ最速はグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)。3月の合同テストでもホンダ・ドライバーでは彼が一番速く、その順位も今回と同じ7番手だった。このプラクティスでの彼のベストは1分8秒4939で、トップとの差は0.7185秒。テスト時の差は0.3085秒だった。両メーカーのエアロ・キットのパフォーマンス差が広がっているのだろうか?
 
 8番手にはマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)が来て、9番手はバーバーで2連勝中のライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)。

 佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は1分8秒7163のベストで10番手につけた。合同テストでも琢磨は10番手だった。
 

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