安定した速さを見せるようになったニューガーデン。今回のバーバーで初優勝なるか? Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
予選5位はジョセフ・ニューガーデン(CFHレーシング)で、予選6位はトニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング)だった。ニューガーデンはロングビーチに続いてファイナルへと進出し、ペンスキーとガナッシの二強とトップ6グリッドを競い合った。今シーズン、彼は初優勝に手を届かせなくてはならない。それが実現できないと、勝てないドライバーになってしまう心配がある。チャンスは昨シーズンまででも何度かあった。例えばロング・ビーチ。今年こそチャンスを確実に勝利に結びつける必要がある。
ホンダ勢、エアロキットのパフォーマンス不足は深刻
AAのムニョスが今回デビューのゴンザレスより後方グリッドの衝撃
ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)もモントーヤ同様にまさかのセグメント1敗退だった。2013、2014年の2年連続でバーバーのPPを獲得して来ているハンター-レイが今日は予選18位だった。チームメイトも同様に振るわなかった。マルコ・アンドレッティが13位がベスト。
ゴンザレス、デビュー戦の予選を21位で終える。Photo:INDYCAR (Joe Skibinski) |
このオフの間にホンダのエアロ・キット開発を一手に引き受けていたのはアンドレッティ・オートスポートだった。そんな彼らがこんな状況では、他のホンダ・チームが上位に来ないのも当たり前だろう。
ホンダはエアロ・キットのパフォーマンス不足で苦戦を強いられている。それは間違いない。昨年の後半戦に指摘されていたエンジンのパワー不足は今年は存在していないようだ。シボレーの互角のパワーを獲得できている。問題はシャシー。エアロキットが想定通りの性能を発揮していないからライバルの後塵を拝しているのだ。
マシンが決まらず、ムニョスは深刻な表情 Photo:INDYCAR |
ホンダ勢トップはグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)の8位だった。ホンダの2番手は予選10位のヒンチだった。
空力がラップ・タイムに与える影響が大きいとされるバーバー・モータースポーツ・パーク。ここでシェビー軍団はトップ7を独占した。もはやチームのレベルの差ではないのは明らかで、成績の違いはエアロ・キットの実力によって生み出されていると見るしかない。
AJ・フォイト・レーシングも予選19位と20位に沈む
佐藤琢磨(AJ・フォイト・レーシング)の予選結果は20位。チームメイトのジャック・ホウクスワースは琢磨とグリッドで並ぶ予選19位だった。ふたり揃っての苦戦。マシン・セッティングが思うように進んでいないということだ。
他のホンダ・チームも多くがフォイトと同じ状況にある。HPDの現場を仕切るアレン・ミラーは今日の予選後に、「どこに問題があるかは突き止めたと思う。あとはそれを改善するだけだが、それには少しの時間と辛抱強さが要る」と話していた。ニュー・オリンズは雨で予選が途中で終了し、ポイントでグリッドが決まった。その他の今年の3レースを見ると、開幕戦セント・ピーターズバーグではトップ4、第3戦ロング・ビーチではトップ3、そして今日の第4戦バーバーの予選ではトップ7をシェビー軍団がスウィープしている。このトレンドは次戦グラン・プリ・オヴ・インディアナポリスでも続くのか?
以上
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