2015年4月20日月曜日

2015 INDYCAR 佐藤琢磨コメント R3トヨタ・グランプリ・」オブ・ロンング・ビーチ Race Day ファイナル・プラクティス:「今はウィル・パワーと変わらないラップ・タイムが出せていたし、ライアン・ハンター-レイともコンマ1秒以下の差。だから、今の僕らのマシンは状態が悪くないと思います」

Photo:Masahiko Amano
「ようやくここにきてひとつひとつがうまくバランスしてきました」

Jack Amano(以下――):やっとクルマが良くなったのですね? 
佐藤琢磨:そうですね。ちょっとトンネルが長かったけど、ようやく光明が見えたというか……。これまでとセッティングのフィロソフィーは大きく変えてないんですよ。でも、エアロ・キットを装着したマシンはものすごくセンシティブで、ちょっとオイシイ部分から外れると途端にラップ・タイムが出なくなるし、バランスも難しくなる。結構ナイフ・エッジなクルマだから、あるダウンフォースをどうやって活かして、なおかつラクになり過ぎてスピードが出なくなっても意味がないので、そこらへんのバランスがホントに難しかったです。ようやくここに来て、ひとつひとつがうまくバランスして来ましたね。
――このセッションでは連続周回をしてました。そして、ラップ・タイムは安定していた上に、周回を重ねて速くなって行っていたぐらいでした。

佐藤琢磨:燃料をタイヤのライフに合わせた積載量にして、レースのシミュレーションをやってました。

――小さな変更だけだという話でしたが、昨日と比べるとマシンは大きく進歩しているってことですね?

佐藤琢磨:いや、予選で僕らはパフォーマンスを見せられなかっただけで、昨日の予選用に施していたセッティングから大きくは変えてませんでした。そういう意味では、ちょっと安心しましたね、やって来たことが大きく間違ってはいなかったな、ということで。

――予選をやれていたら、結構上位に行けていたかもしれないですね?
佐藤琢磨:かなり行けたといっても、今と同じP10ぐらいだったんじゃないのかな? でも、今はウィル・パワーと変わらないラップ・タイムが出せていたし、ライアン・ハンター-レイともコンマ1秒以下の差でしょ? だから、今の僕らのマシンは状態が悪くないと思います。

――決勝が楽しみになりましたね?

佐藤琢磨:はい。頑張ります。

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