急遽土曜からの参戦が決まったコナー・デイリー。2013年のインディー500では琢磨のチームメイトだった Photo:INDYCAR (Chris Jones) |
哀れロッキー・モランJr.待望のインディーカー・デビューは、僅か1日で終了となってしまった。昨日のプラクティス2で自身の不注意からカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)にぶつかってしまったモランJr.は、左手の親指を骨折してしまったのだ。
デイル・コイン・レーシングは代役を捜す羽目に陥り、見つかったのがコナー・デイリー(23歳)だった。カルロス・ウェルタスはロング・ビーチに来ておらず、来週アラバマで行なわれる第4戦以降に彼は出場しない可能性があるという噂が流れれている。そもそも、モランJr.が乗ると決まったのが今週の木曜日(!)だとか。それってフリー・プラクティス開始の前日だ。コインは前々からロング・ビーチでのインディーカー・レース出場を幾度か打診して来ていたモランJr.のことを思い出し、彼がスポンサーを持っていたこともプラスに働いて搭乗が決まったという。
デイリーは2013年のインディー500にAJ・フォイト・エンタープライゼスから出場したことのある二世ドライバー。父親はF1で戦った後にインディーカー、さらにはアメリカのスポーツカーで活躍したアイルランド人のデレック・デイリーだ。今週の彼はインディー・レーシング・エクスペリエンスの2シーターのドライバーを務めるべくロング・ビーチに来ていたが、突然2戦目を戦うチャンスが舞い込んだ。シートはマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)のスペアを借りるという。コナーにとって待望のロードコースでのインディーカー・デビューだが、準備不足のまま予選、そして決勝を迎えるのは明らか。休みなしの連戦でもあるため、マシンを壊すのは御法度。限られた条件下でどこまでの力を発揮できるかが注目されている。
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