カストロネヴェスのPPは昨年の最終戦フォンタナ以来3戦ぶり Photo:INDYCAR (Chris Jones) |
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カストロネヴェス、今季初のPPはインディーカー歴代4位となる42回目
第41回トヨタ・グランプリ・オブ・ロング・ビーチのポール・ポジションはエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)のものとなった。予選の第1、第2セグメントをともに無難に3番手でクリアしてファイナル・ステージに進んだブラジル出身のベテランは、トップ6の戦いで1分6秒6294をマーク。自身にとってロング・ビーチでの二度目(一度目は2001年)、昨年の最終戦フォンタナ以来となるポール・ポジションを獲得した。彼にとって今シーズン最初のPPは、キャリア42個目のもので、インディーカーの歴代4位にランクされることとなった。
シボレー、開幕戦に続いて1-2-3スゥイープ達成!
予選2位はファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)。タイムは1分6秒6587。カストロネヴェスとの差は僅かに0.0293秒しかなかった。
予選3位はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)。彼は最後のアタック・ラップで1分6秒7870を出し、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)を押し退けてトップ3に食い込んだ。開幕戦セント・ピーターズバーグで予選トップ4を独占したシボレーは、雨で予選が行われなかったニュー・オリンズの後、ロング・ビーチでも1-2-3スウィープを達成した。
予選4位となったハンター-レイは、ファイアストン・ファスト6に進出した唯一のホンダ・ドライバーだった。予選5位はシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)、予選6位はジョセフ・ニューガーデン(CFHレーシング)が手にした。
パワー、第1セグメントの赤旗でタイム出せず予選18位
PP候補最右翼と見られていたウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は、第1セグメントのグループ2でレッド・タイヤを装着し、アタックを始めたところでルーキーのステファノ・コレッティ(KVレーシング・テクノロジー)がクラッシュして赤旗となったため、レッド装着での計測ラップなしで予選18位となった。
トニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング)は予選の第1セグメントで2006年のチャンプカー・レースの予選でセバスチャン・ブルデイの記録した1分6秒886というコース・レコードを打ち破る1分6秒7442をマーク。ところが第2セグメントでは1分6秒台を出せずにファイナル進出をギリギリで逃す予選7位となった。
グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)もファイナルに進めず、予選8位。セバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)も同様で、予選順位は9位だった。
不振をかこっていたAA勢、今回は全員セグメント2進出
今季初レースを戦うセバスチャン・サーヴェドラ(チップ・ガナッシ・レーシング)は予選11位とまずますの健闘。その前の10位はマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)で、12位はカルロス・ムニョス。今回は3カー・エントリーのアンドレッティ勢だが(シモーナ・デ・シルヴェストロは出走せず)、全員が予選の第2セグメントに進んだ。飛躍のキッカケを何か掴んだのかもしれない。
AJフォイトの2台はコレッティのアクシデントでレッドでのアタックできず
第2戦ニュー・オリンズで優勝と3位と、2人が揃って表彰台に上ったシュミット・ピーターソン・モータースポーツは、ロング・ビーチの予選ではジェイムズ・ヒンチクリフが13位、ジェイムズ・ジェイクスは19位と振るわなかった。
AJ・フォイト・エンタープライゼスも、今週ずっと10番手付近につけて来ていたジャック・ホウクスワースが16位、佐藤琢磨は20位と明日のレースは後方からのスタートとなる。どちらもコレッティのアクシデントにより、レッド・タイヤ装着でのアタックを行なえないまま予選を終えたのだ。
そのコレッティだが、クラッシュする前までは3番手につけていた。開幕からの2戦でも速いところを見せて来ているモナコ出身ルーキーは、今回も才能の片鱗を見せながらアクシデントでベスト2ラップを剥奪され、最後尾23番グリッドから明日のレースのスタートを切ることとなった。
今朝、ホンダのホスピタリティで朝食を取っていた時にデイル・コインから電話が入り、プラクティス3が始まる45分前に出走が決定したコナー・デイリー(デイル・コイン・レーシング)は、プラクティスで21周を走っただけで予選を迎え、21番グリッドを手に入れた。
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