「全体的に自分たちも進歩しているけれど、総体的にみると下がってしまいました」
Jack Amano（以下――）：2回目のプラクティスは21番手でした。
佐藤琢磨：いやぁ、苦戦中です。
――プラクティス1回目からマシンの進歩はありましたか？
佐藤琢磨：うーん、全体的に自分たちも進歩をしたんだけれど、周りのパフォーマンスが上がっているので相対的に見ると後ろに下がってしまいました。
――路面コンディションは今回の方が良くなっていたようですが？
佐藤琢磨：はい。今回の方が路面は明らかに良かったです。それが全員のスピード・アップに繋がりましたけど、僕らはセッションを通して終始バランスとグリップに苦労をしていました。
――フロントがグリップしないとか、逆にリヤが安定しないとか、特に問題になっている点があるんですか？
佐藤琢磨：フロントもリヤも両方（安定感が）ないです。このポジションにいる時っていうのは、バランスも良くないし、グリップ感もないって状況ですね。
――ジャック・ホウクスワースとはまだ走行後に話をしてないと思いますが、彼はセッション終了ギリギリ前にタイムを大きく縮め、11番手でした。
佐藤琢磨：あ、ホント？ 最初が良くて、真ん中がダメで、最後にニュー・タイヤで良かったってことなのかな？
――佐藤選手もタイヤは2セット使用でしたね？
佐藤琢磨：はい。フレッシュでスタートして、2セット目を入れました。
――では、今日トータルで3セットを投入したものの、成果が出ていない状況なんですね？
佐藤琢磨：そうですね。いい方向にも向かってないです。
――では、明日は新しいセットアップをトライしないとなりませんね？
佐藤琢磨：はい。このままじゃぁないですね。でも、どれぐらい変えられるかがちょっとわかりません。今、「よし、じゃぁコレを変えよう」っていうアイディアを持ってるワケじゃないから……。ちょっと苦労してますけど、2台のデータをよくみてみたいな、というところです。
以上
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