ギャビー・シャベス、3番手タイムをたたき出しシボレーの上位独占を阻む Photo:INDYCAR (Joe Skibinsky) |
昨晩また雨に見舞われたニュー・オリンズ。雨は今朝もまた降った。しかし、午後12時半開始と予定されていたプラクティス3は15分少しの遅れで始まり、その時には路面がすでに完全なドライ・コンディションになっていた。
気温は昨日のプラクティス1と同じく27℃まで上がり、湿度は高く、路面は走行開始時で38℃もあった。これがセッション中に41℃まで上昇。昨日のプラクティス1終了時の50℃までは高くならなかったが、蒸し暑いコンディションが戻って来た。
45分間のセッションで最速ラップをマークしたのはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)だった。ラップ・タイムは1分18秒5538まで削られ、昨日のトニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング)によるベストを上回った。彼のチームメイトたちは? と見るとルーキーのセイジ・カラムが0.2203秒差の5番手につける奮闘ぶりで、カナーンが8番手(トップと0.3033秒差)、チャーリー・キンボールが9番手と4人揃ってトップ10入りを果たした。
ペンスキー勢はシモン・パジェノーが1分18秒6119=トップと0.0581秒差で2番手に着け、ウィル・パワーは4位。ファン・パブロ・モントーヤは14番手で、エリオ・カストロネヴェスは18番手だった。ヴェテランふたりの順位が低いのが気になるが、彼らはレース用セッティングに専念していた可能性が高い。
ギャビー・シャベス、シボレーの一角を崩す3番手タイムをマーク
ガナッシ、ペンスキーの3人の間に入る3番手のタイム(トップとを出したのは、ルーキーのギャビー・シャヴェス(BHA/BBM・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)だった。昨年度インディー・ライツ・チャンピオンだ。
シャヴェスの活躍でシヴォレーの上位独占は阻止された。しかし、多くのホンダ勢はまだ苦戦を続けている。そうした中でもう1人、このセッションでトップ10入りしたのがシャヴェスと同じコロンビア出身のカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)だった。トップとの差は0.2688秒。ムニョスは若手ながらアンドレッティ・オートスポートの4人のトップでもあった。彼のチームメイトたちはライアン・ハンター-レイが11番手で、マルコ・アンドレッティは19番手、シモーナ・デ・シルヴェストロは20番手だった。
7番手は開幕戦からコンスタントに速いジョセフ・ニューガーデン(CFHレーシング)。10番手は同じく開幕から安定感を見せているセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)だった。
佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は23番手だった。チームメイトのジャック・ホウクスワースも21番手と下位に沈んでいた。暑いコンディションに戻って、またマシンのバランスが狂ってしまっていた。予選にはまた新たなセットアップを投入する必要がありそうだ。
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