Photo:Masahiko Amano クリックして拡大 |
決勝日の午後12時12分、インディーカーのファイナル・プラクティスが行われた。
今日も天気は快晴。気温は20℃、路面温度37℃で走行は始まった。
30分間のセッションで最速ラップ=1分1秒4648を記録したのはグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)だった。オープン・テストでホンダ勢でトップの7番手につけたグレアム。しかし、開幕戦の予選は失敗して15位に沈んだ。しかし、決勝を前にして再びスピードを秘めていることを見せた。ホンダ・ドライバーがセッション・トップになるのは、これが今シーズン初めてとなった。
気温と路面の温度は昨日の予選時とほとんど同じだった。レイホールが記録したセッション・トップ・タイムは、ユーズド・レッド・タイヤ装着によるもので、予選での最速ラップ=第2セッションでのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)の1分00秒6509よりも0.8139秒遅かった。レース出は路面温度が少し上がりそうな気配だが……果たしてレッド装着、ブラック装着、それぞれでのレース・ペースはどの程度のは速さになるのだろう??
2番手はセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)の1分1秒7249だった。セッション終了間際にポール・シッターのパワーを2番手の座から弾き出した。そのすぐ後、今度はジョセフ・ニューガーデン(CFHレーシング)が1分1秒7581をマークして3番手に。パワーは4番手でセッションを終えた。
シモーナ・シルベストロがペンスキー勢2人を抑えて5番手!
5番手にはシモーナ・デ・シルヴェストロ(アンドレッティ・オートスポート)が来た。彼女の後ろの6、7番手はファン・パブロ・モントーヤとシモン・パジェノーのペンスキー勢。好パフォーマンスだ。
ホンダ・ドライバーはトップ5に2人入った。7番手のパジェノーまでがトップからコンマ5秒以内という競争の激しさの中で。走行を重ねるにつれてホンダ勢がジワジワとレベルを上げているのかもしれない。
8番手はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)で、9番手はルーキーのギャビー・シャヴェス(BHA/BBM・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)。トップ10の最後、10番手はチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング)だった。
ハード的にはイーブンに近いシボレーとホンダのパフォーマンス
オープン・テストからシボレーが優勢とアメリカのメディアは書いて来ているが、その理由がエアロキットにあるのか、エンジンにあるのか、それともチームやドライバーなのかはハッキリ書かれていない。今回レイホールがトップになったのは、ホンダとシボレーのハードウェア(エアロとエンジンの両方)がイーヴンかそれに近いことを示しているのでは? テストから全般的にシェビー軍団が上位につけている背景には、チーム&ドライバーの能力の高さがあるように見える。
佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は14番手だった。チームメイトのジャック・ホウクスワースは12番手だった。琢磨は1分2秒1716、ジャックは1分2秒0945がベストだった。琢磨は16周を走ってベストを12周目に記録。ジャックは20周したうちの16周目が最速だった。
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