昨日から好調を維持するパワーだが、ホンダ勢も琢磨を筆頭に調子を上げている Photo:INDYCAR (Chris Jones) |
朝から快晴。しかし、気温は低めというのが走行2日目のコンディション。風向きも少し変わっていた。
午後12時30分の予定から少し遅れてスタートしたプラクティスは、昨日と違って45分と短い。気温は20℃、路面は36℃でセッションは始まった。
今週2回目のプラクティスで佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は3周目に早々と1分2秒0290と昨日の自己ベストを上回り、トップに立った。すぐにライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オート)が1分1秒6368を出して琢磨からトップを奪ったが。琢磨のマシンはセッティングが良好らしく、4周目にも1分1秒台を記録した。
この頃にシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)が1分1秒4835をマークし、ハンター-レイに代わってトップとなった。
ピットで前後のサスペンション調整などを行った琢磨は、ベストの更新はならなかったものの、2回目のコース・インでも1分1秒台を1ラップでマークした。
後半になってパワーが昨日の自己ベストを更新
セッションが後半に入るとウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が1分1秒3621と昨日のプラクティス1で最速だった自身のラップを更新。トップに躍り出た。
いよいよ走行時間も少なくなって来た頃、琢磨はタイヤを新しいものに交換してコース・イン。ベスト更新は果たせなかったが、15周目にこのセッション4回目の1分1秒台をマークした。
最後までパワーのラップタイムを破るものは現れず、昨年度チャンピオンでセント・ピーターズバーグの昨年度ウィナーでもある彼が2セッション連続のトップ。2番手は1分1秒4835のパジェノー。3番手は1分1秒5092のエリオ・カストロネヴェスとチーム・ペンスキーが昨日のプラクティス1に続いて1、2、3番手を独占した。
佐藤琢磨は2セッションの総合でも4番手、ホンダ勢のトップに
琢磨は最終的にこのセッションの4番手となった。2セッションの総合でも同じく4番手だ。もちろんこれはホンダ勢でのトップ。パワーとの差は0.1498秒という小ささだった。4番手はファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)。琢磨はペンスキー勢の一角を切り崩してみせたのだった。
6番手はハンター-レイで、8番手には好調のグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)がつけた。このセッションではホンダ勢が3人トップ10入りしていたのだ。
7番手はスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)で、9番手は昨日も速かったセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)、トップ10最後のスポットにはチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング)が昨日に続いて手堅く入って来ていた。
AA勢、ようやくタイムアップを果たす
昨日はスピードの出ていなかったカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)とトニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング)が11、12番手。マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)もトップとの差は0.7秒以上あるが、24台中の15番手まで浮上して来ていた。
逆に、昨日速かったジャック・ホウクスワース(AJ・フォイト・エンタープライゼス)が20番手と振るわず、ジョセフ・ニューガーデン(CFHレーシング)は18番手、シモーナ・デ・シルヴェストロ(アンドレッティ・オートスポート)も22番手というポジションに得るに留まった。
今シーズン最初の予選は、夕方の4時15分にスタートする。
以上
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