Photo:INDYCAR (John Cote) |
Jack Amano(以下――):30分間のファイナル・プラクティス、何をトライし、成果はどうでしたか?
佐藤琢磨:初めてフル・タンクで走りました。それに合わせてライド・ハイトとか、スプリング・パッケージも決勝を見据えた仕様で行きました。
――成果、あるいは満足度は?
佐藤琢磨:データを見ないとわからないところもありますけど、そこそこ良いセットアップになっていたと思います。完全に満足って感じではなかったですね、クルマの動きとか全体的なバランス、グリップ感も。
――路面が午後更に熱くなったら影響は出ますか?
佐藤琢磨:そうですね。熱くなるとダウンフォースがなくなって、タイヤがタレる方向になりますね。それより、今日は風向きが結構変わってましたね。
――ストレートが追い風でした。
佐藤琢磨:はい。それによってコーナーでのマシンのバランスが大きく変わって来てました。そこを合わせ込む必要があります。
「レッドがどのぐらい持つかはやってみないとわからない」
――エアロキット装着でダウンフォースが増えると、レッド・タイヤへの影響がより大きく出ますか?
佐藤琢磨:去年より持ちは良くなると思います。でも、どうでしょうね? やってみないとわからないですね。
――では、まだタイヤを使う順番も決めてませんか?
佐藤琢磨:はい、まだです。路面自体は悪くなっていないので、ここでよく起こるのは、結構グリーンな状態でレッド・タイヤでスタートするとササクレみたいな感じでグレーニングが出ちゃうんだけれども、今回は大丈夫そうですね。ただ、どれぐらいレッドが持つのかは正直、やってみないとわからないです。
「例年よりフィジカル的にはタフになると思います」
――体力的にも厳しい闘いになりますか?
佐藤琢磨:そうですね、例年のこの開幕戦よりはフィジカル的にタフになると思います。レース・ペースが速くなるので。
――じゃ、天気が涼しいのは良かった?
佐藤琢磨:いや、涼しいとクルマが速くなるのでね、今度は。そうすると辛くなる。ここはマレーシアみたいなもので、熱くなるとクルマは辛くなるし、体もオーバーヒートして来るんだけど、涼しくなると吸う空気は楽だけどクルマは速くなって横Gは増える……というところです。どっちにしても我慢が必要です。
――頑張ってください。
佐藤琢磨:はい、頑張って行きます。
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