2015年3月28日土曜日

2015 INDYCAR 佐藤琢磨コメント3 R1セント・ピーターズバーク Day1 プラクティス1:「ホウクスワースとふたりでプログラムを今日は分けて行いました、お互いいいとこどりしたいと思います」

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「とにかくデータ収集、それに終始したセッションでした」

Jack Amano(以下――):新シーズンがいよいよ始まりました。雨の心配がある中、プラクティス1回目が無事に行われました。
佐藤琢磨:そうですね、ギリギリで持ちましたね。今日は昼から雨かも……っていう話だったので走れて良かったです。

――1時間15分という長いプラクティス、あるとないでは大違いですね?

佐藤琢磨:もちろんです。これまでNOLA(ニュー・オリンズ・モータースポーツ・パーク)、バーバー(・モータースポーツ・パーク)、セブリング(・インターナショナル・レースウェイ)とテストで走って来ましたけども、やっぱりまだまだ新しいエアロ・キットを装着したマシンについては理解ができていないところも多いですから。今のプラクティスは去年のクルマのものをベースにしたエアロ・パッケージとセッティングで持って来たんだけども、大分やっぱり最初は枠から外れてて、基本のライドハイトを見るところから始まって、色々とスプリング・パッケージを試したりして、ある程度の方向性に色々と振ってみました。とにかくデータ収集、それに終始したセッションでした。
「全体的なグリップ感は去年までより上がっています」
――レースを実際に戦うストリート・コースを走ってみての、新エアロ装着マシンてどんな感じでしょう?
佐藤琢磨:全体的にグリップ感は去年までのマシンと比べて多少上がっています。バーバーとかセブリングのテストで感じたような、去年と明らかにダウンフォース・レベルが違うっていう印象ではないですけどね。もちろん、至るところで去年のマシンより全然安定してます。だからレッド・タイヤ(オプショナル・タイヤ)と同じようなタイムが今日の時点でもう出ています。グリップ的には全然高いってことですね。

――エアロが複雑さを増すと、バンピーな路面ではマシンを安定させるのが大変なのでは?
佐藤琢磨:そうですね。ここまでテストした中では、もちろんストリートってこともありますけどダントツに路面の凹凸が激しいので、それに合わせたクルマ作りっていうのを明日以降に向けてやって行かないといけないですね。

――今のセッションではストレートがかなりの向かい風でしたが、影響は?
佐藤琢磨:風を受けることで1コーナーのブレーキングがいいとか……というのはあります。逆に最終コーナーは突っ込みが凄く不安定だけど、180°戻って来るとトラクションがいいとか。そういう意味で風向きは、アチラ立てればコチラが立たずってところがありますが、大きくクルマに影響する、比較的に対して悪さをするような感じではなかったでs。

――新チームメイトのジャック・ホウクスワースが6番手タイムを出しました。データ交換が楽しみじゃないですか?
佐藤琢磨:そうですね。ふたりでプログラムを今日は分けて行ってましたから、お互いいいとこどりしたいと思います。雨で2セッション目がなくなる場合は、今日手にしたデータだけで明日に向けた準備をするしかなくなりますが、頑張ります。


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