見事AAのシートをゲット Photo:INDYCAR |
2015年の開幕戦初日、パドック内のホンダのホスピタリティ・エリアで記者会見が開かれ、ジャスティン・ウィルソン(36歳)がアンドレッティ・オートスポートからグランプリ・オヴ・インディアナポリスとインディ500の2イヴェントに出場すると発表された。
ジャスティンの乗るマシンのカー・ナンバーは「25」になるという。これは開幕戦を走るシモーナ・デ・シルヴェストロと同じ。つまり、今のところアンドレッティ陣営は4台目をシモーナとジャスティン、ふたりのドライバーにシェアさせる計画であることを意味する。
「すごいチャンスを与えてもらった」と喜ぶウィルソン
「アンドレッティ・オートスポートで走れることになってうれしい。すごいチャンスを与えてもらったと感じている。チーム・オーナーのマイケル、多くのサポートをくれるファン、そしてサポートをしてくれているホンダに感謝する」とジャスティンは話し、「このオフはジェットコースターのようだった。話がまとまりかけたと思ったら最後の瞬間に壊れてしまう、ということが何度かあった。しかし、諦めるつもりはなかった。レースに対する情熱を試されていた。辞めるつもりなんて全然ないのだから、チャンスを掴めると信じ続けていた」ともコメントした。
マイケル・アンドレッティは、「ジャスティンが今言った通り、大変なオフ・シーズンだった。大きなスポンサーの話が決まりかけ、サイン直前で破談になるという信じられない話が繰り返し起こった。我々はまだプライマリー・スポンサーを探している状態だ。しかし、こうして2レースの契約をジャスティンと結ぶことができた。私はずっと前からジャスティンの能力を高く評価しており、チームに迎えたいと考え続けていた。もう4年か5年になる。それがようやく実現することになったんだから嬉しい」と語った。
マイケルはまた、「ジャスティンのキャラクターならチームにすぐに馴染める。そう確信している。4台や5台のマシンを走らせるチームでは各ドライバーの持つキャラクターがとても重要だ。インディーカーで走っているドライヴーならジャスティンの人柄が良いことは誰もが知っているし、彼の能力が高いことに敬意を払っている。現時点では2レースだけの契約だが、最終的な目標はフル・シーズン出場だ」とも話した。
ジャスティンは、「マイケルのチームは去年のインディ500ウィナー。彼らは毎年インディで非常に高い戦闘力を発揮して来ている。そういうチームで走れるのだから、今年のインディ500は私が優勝できる大きなチャンスだと思う。これまでにない大きなチャンス。そう捉えている」と目を輝かせていた。
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