2015年3月23日月曜日

2015 INDYCAR ニュース 3月23日:セブリング12時間でセバスチャン・ブルデイが優勝

ウィナーの3人。左からブルデイ、フィッティパルディ、バルボサ Photo:Chevrolet
昨年のデイトナ24時間に続くアメリカン・スポーツカー・クラシック制覇
 今年で63回目とアメリカで最も長い歴史を誇るスポーツカー・レース、セブリング12時間が行われ、ジョアオ・バルボサ/クリスチャン・フィッティパルディ/セバスチャン・ブルデイ組シボレー・コルヴェットDP(アクション・エクスプレス・レーシング)が優勝した。このトリオは昨年のデイトナ24時間でも優勝しており、アメリカン・スポーツカー・クラシック2戦の制覇という偉業を達成した。



快走するアクション・エクスプレス・レーシングのコルヴェットDP Photo:Chevrolet クリックして拡大
「今日は完全に僕らのレースになっていた」とブルディ

 セブリング初優勝、そしてアメリカの二大耐久イベント制覇を成し遂げたブルデイは、「自宅から2時間と近いし、セブリングにはもう長年に渡って何度も来ている。インディーカーのテストも頻繁に行われる場所だからね。ところが、このコースは僕にずっと意地悪だった。プジョーで出場した時はゴール前2時間でパンクに見舞われ、勝利を逃した。しかし、今日は完全に僕らのレースになっていた。しかもシボレー3台が表彰台を独占した。素晴らしいチームメイトとマシンに恵まれた。プロトタイプのライバルたちに1ラップの差をつけて優勝できるなんて滅多にあることじゃない。チーム・スタッフ全員が今日の勝利に貢献していた」と喜んでいた。
 ブルデイたちは全長3.74マイルのコースを340周し、2位以下に1ラップの差をつけて夜の11時前にチェッカード・フラッグを受けたが、決して楽勝ではなかった。3月だというのに日中の気温が32℃に達し、クローズド・コクピットのマシンで戦うドライバーたちにとって非常に過酷な1日となっていたからだ。コクピットの中は50℃以上の暑さになっていた。しかも、セブリングのコースはドライバーたちの体力を消耗させる高速かつバンピーなものだ。

ディクソンは2ラップ差の4位。ウィルソンのチームは早々にリタイア

 スコット・ディクソンもこのレースに出場していたが、彼らのライリー・フォードは4位でのゴールとなった。ウィナーには2周の差をつけられた。ディクソンは今年のデイトナ24時間で優勝しており、アメリカ二大耐久を同じシーズンに制するチャンスだったが、それは成らなかった。
 ジャスティン・ウィルソンも出場していたが、ホンダ・エンジン搭載のリジェJS P2は、最初のスティントを担当したドライバーがクラッシュさせてしまい、早々にリタイアとなった。

GTLMクラスではブリスコーが今年のデイトナに続いての勝利!

 GTLMクラスでも優勝したのはシボレーのマシンで、ウィニング・クルーにはライアン・ブリスコーが含まれていた。マシンはコルヴェットC7.Rで、チームメイトはヤン・マグヌッセンとアントニオ・ガルシア。フェラーリF458イタリア、ポルシェ911RSRを打ち破っての勝利だった。彼らトリオは今年のデイトナ24時間でも優勝しており、ビッグ・イベント2戦での勝利を達成した。

ブルディはこのままセブリングでテストして開幕戦に

 ブルデイはシボレーのインディーカーについては、「あちらはまた全然別の世界だが、何度かのテスト・セッションを行った結果、新しいシボレーのエアロ・キットを含むマシン・パッケージは素晴らしいマシンだという印象を持っている。すでに良好なベースをセットできたと感じている.勿論インディーカーは非常に競争の激しいシリーズで、強力なチームも幾つかあるので、僕らは戦い続け、勝負を挑み続けなくてはならない。セント・ピーターズバーグで勝てたら嬉しい。僕のホームタウン、ホーム・コースだからね。このままセブリングに残って月、火曜とテストを行う。そこで試すセットアップが良いもので、来週末のレースで勝利を目指して戦えるマシンを作り上げることができればいいと思っている」と話した。
以上

0 件のコメント:

コメントを投稿