セブリングに登場したかつての琢磨のチームメイト、コナー・デイリー Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
フロリダ州のほぼ真ん中、セブリングのショート・コース(全長1.65マイル)に幾つものチームが2月に入ってすぐに集まりテストを行った。まだ全チームとも2015年用のエアロ・キット装着ではなく、2014年に使用していたダラーラを使っての走行だった。
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コナーは元F1ドライバーで、後にインディーカーでも走っていたデレック・デイリーの息子。インディーライツでの優勝経験もある彼は、2013年に佐藤琢磨のチームメイトとしてAJ・フォイト・レーシングからインディー500に参戦し、インディーカー・デビューを果たした。しかし、その後に再びインディーカーのレースに出場することはなく、キャリアは1戦の出場のみという状況が続いていた。F1を目指し続けていたコナーだが、どうやらその夢の実現は難しく、母国の最高峰レース、インディーカーにフォーカスすることとなったようだ。
シモーナ・デ・シルベストロもヒンチのチームメイト候補に
SPMは昨年暮れに3人のGP2ドライバーたちにテストのチャンスを与えている。ステファノ・コレッティ、ロドルフォ・ゴンザレス、そしてダヴェデ・ヴァルセッキだ。
そして、まだ走行のチャンスを与えられてはいないが、シモーナ・デ・シルヴェストロもヒンチクリフのチームメイト候補に挙っているとの噂もある(彼女はアンドレッティの4台目に乗ると可能性……フル・シーズンではないかもしれないが……も囁かれてる)。
SPMの2台目に乗るドライバーは誰になるのか? デイリーはインディアナポリスのすぐ北のノーブルスビルで生まれ育った。しかし、両親は離婚しており、彼の母はその後にダグ・ボウルズと結婚した。ボウルズとはパンサー・レーシングで共同オーナーを務めるなどした後にインディアナポリス・モーター・スピードウェイ入りした人物で、現在はIMSの社長にまで出世している。インディーカー、及びインディアナポリス・スピードウェイの関係者の中には"ダグの息子”、"社長の息子”としてコナーがインディーカーのレギュラーになれるよう応援する声が大きくある。身内に厚いのは、どの国でも田舎では普通なこと。インディアナポリス近郊出身という点も大きなセールス・ポイントになっている。
デイリーは2011年にフル・シーズンではなかったがインディー・ライツに参戦し、ロング・ビーチで優勝しているが、その時のチームがサム・シュミット・モータースポーツ(現SPM)だった。チームとの繋がりという点でもデイリーが他をリードしているのかもしれない。
グレアム・レイホール、ニューカラーリングでセブリングに登場
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CFHレーシングもこのテストに参加。彼らはジョセフ・ニューガーデンと、契約が発表されたばかりのルカ・フィリッピの2人を走らせた。エド・カーペンター・レーシングとサラ・フィッシャー・ハートマン・レーシングが合体してできたチームは、今回が2台を同時に走らせる初めてのテストになったという。
なお、プライベート・テストであるために公式計時システムは設置されておらず、どのチームもラップ・タイムなどを発表していない。
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