2014年12月12日金曜日

2014 INDYCARレポート 12月12日:チャンピオン争いは必ず最終戦までもつれ込むべきか……など、読者の皆さんの質問への回答

これでいいのか2015年の最終戦ダブル・ポイント

 インディーカーが2015年に向けてポイント・システムを新しくして、ダブル・ポイントのレースはインディー500と最終戦ソノマだけになりました。ダブル・ポイント=1レースに2レース分の価値が与えられます。そんな重要なコトを年が変わるごとにホイホイ変更していいんでしょうか?

 ソノマがダブル・ポイント! 最初に聞いた時には正直驚きましたよ。倍にする理由が、「最終戦だから」ってコトだけなんですから、尚更。2014年の場合、“トリプル・クラウンのレースには1ランク上のステイタスを与える”ってコトでのダブル・ポイントだった……んですよね? それが2015年、ポコノとフォンタナはダブル・ポイントじゃなくなってしまう。トリプル・クラウンてものの価値も大幅ダウンさせられちゃいますね。なんだかインディーカー、自らの歴史を貶めるって印象で、実に残念です。


2014年12月9日火曜日

2014 INDYCARレポート 12月7日:佐藤琢磨のファン・クラブ・ミーティング開催

「充実度の大きいシーズンとすることができました」
 12月7日、東京で佐藤琢磨のファン・クラブ・ミーティングが開催され、集まった300名ものファンの前で琢磨は2014年シーズンをフォーミュラE開幕戦への参戦も含めて振り返り、2015年シーズンへの抱負を熱く語った。

 琢磨はレースの映像を見ながら、「セッティング・フィロソフィを変えて奮闘を続けたシーズンだった。オーバルとロードのセットアップを別々にやって来ていたが、両者を交えて攻めたエンジニアリングをトライした」などと振り返りつつ、「2014年は翌年に向けて大きな収穫があった」、「内容の濃いシーズン」などとポジティブに自己評価していた。シーズン終盤に好成績を残せたのは、それらの頑張りが実った結果だったというのだ。「レース中にポジションを落としても、そこから上位まで順位を戻してフィニッシュを迎えるチーム力をつけていたと思う。充実度の大きなシーズンとできた。結果は望むものを出せなかったけれど、とても楽しい1年だった。このような体制を実現してくれたチームやスポンサーには深く感謝している」と琢磨は語った。