2014年7月19日土曜日

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント50 第13・14戦 トロント Day1 プラクティス2:「最後ニュー・タイヤでウォーム・アップで1周して、“さぁ行くぞ”って1コーナーに向ったところでイエローが出たから残念でした」

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「1個2個のセットアップの確認はできましたけど
完全な比較テストとはなりませんでした」


Jack Amano(以下――):セッションの最後、走ろうとすると赤旗……フラストレーションの溜まる終り方になってました。

佐藤琢磨:そうでしたね。赤旗が出ちゃって確認ができなかった。最初、セッションが始まった時はまずブレーキをベッドインさせたのでニュー・タイヤのおいしいところっていうのは使えなかったと思いますけども、それでもソコソコのタイムが出ていたので、まぁ最後、いろいろテストした後にニュー・タイヤにしてタイムアップを図ろうとしてたんですが、それができなかったです。

2014 INDYCARレポート 第13・14戦 トロント Day1 プラクティス2:午後のプラクティスではシモン・パジェノーが最速! 佐藤琢磨は12番手

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第13・14戦 ホンダ・インディー・トロント
Day1 プラクティス2
天候:快晴
気温:22~23℃

パジェノー、59秒台目前のタイムでトップに
 午後も快晴のトロント。気温も少し上昇した。
 サポート・レースのプラクティスも重ねられ、路面コンディションも良くなっていたようで、午後2時前にプラクティス2が始まると、すぐさま1分00秒台に突入した。そして、セッション半ば、もう59秒台にも入ろうかという1分00秒0084をシモン・パジェノーが走行11周目にマークし、これが午後のトップ、そして今日のトップ・タイムとなった。午前中に6番手だったパジェノーが午後にはトップ。一番最近のストリート・レース、ヒューストンのレース#2で優勝しているフレンチ・ドライバーがとても順調な滑り出しを見せたということだ。

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント49 第13・14戦 トロント Day1 プラクティス1:「ニュー・タイヤを入れない状況ではトップ10前後。プログラムどおりに進められたセッションでした」

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第13・14戦 ホンダ・インディー・トロント
Day1 プラクティス1


「比較テストを優先したのでニュー・タイヤを入れませんでした」

Jack Amano(以下――):20周ほどを行なったプラクティス1、中盤までは順調に見えていましたが、終盤にタイムの伸びがなかったことで21番手でした。もちろん、速かったドライバーたちはニュー・タイヤを投入していたのかもしれませんが。
佐藤琢磨:大半のチームがニュー・タイヤを入れていたみたいですね。我々はちょっとやることがいっぱいあったのでニュー・タイヤを最後に入れませんでした。比較テストを幾つかやりたかったので、そちらをこなしていました。

2014 INDYCARレポート 第13・14戦 トロント Day1 プラクティス1:ジョセフ・ニューガーデンが最速!佐藤琢磨は21番手だったが……

Photo:INDYCAR (Chris Owens)
第13・14戦 ホンダ・インディー・トロント
Day1 プラクティス1
天候:快晴
気温:18~21℃

路面コンディションとニュ―タイヤ投入のタイミングがポイントに
 トロントでのダブルヘダー、最初のプラクティスは45分間で、最速はジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)だった。
24周を走ったうちの24周目、つまりは路面がセッション内のベストの状態にあり、そこでフレッシュ・タイヤを投入した結果が、1分00秒2385というタイムだった。チェッカード・フラッグの振り下ろされた時点でトップに立っていたのはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だった。彼は20周中の20周目に1分00秒4497をマークしていたのだ。しかし、彼のトップはほんの短時間で終った。ニューガーデンがトップの座を彼から奪い取ったからだ。


2014年7月16日水曜日

2014 ジャック・アマノのインディーな一日:クリーブランドで “料理の鉄人” のお店を探訪



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オススメできます!料理の鉄人、マイケル・サイモンのお店


 バーガー、ブラット(ドイツ・ソーセージの一種)、ビール、3つのBで始まる名前のものをエンジョイする店、それがBスポット。「そのネーミング、どうなのさ」と感ずる人もいるでしょう。全部は書かないけど。

2014 INDYCARレポート 佐藤琢磨にQ 第13・14戦 トロント編:「今年のトロントには何か良い感触を得ています。とても忙しいダブルヘダーですし、僕らは戦闘力があると思うので、トラブルなしの週末としたいですね。もう不運な目には遭わないようにしないと!」

AJ・フォイト・エンタープライゼスのプレス・リリースより

「速く走る鍵はメカニカルグリップを高めつつ
ドライバビリティを向上させること」


――トロントはどんなサーキットですか?

佐藤琢磨:とても難しいコースです。大変バンピーで、ひとつのコーナーが幾つかの異なる素材で構成されているので滑り易い。コーナーに入って行くと、まずマシンは滑り易い部分に到着してフロント部がグリップを失います。それがアンダーステアを起こします。その後には後輪もその滑り易い場所に乗り、4輪がスライド。さらにその後、前輪がアスファルトに乗って突然グリップが復活。ところが後輪はまだ滑り易い路面上にいるのでオーバーステアになります。マシンのバランスが変わりまくるコースなんです。速く走る鍵は最高のメカニカル・グリップを目指しつつ、ドライバビリティを良くすることです。

2014年7月14日月曜日

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント48 第12戦アイオワ Race Day 決勝:「ちょっと信じられないですね。煙で真っ白になって何も見えなかった。不運の連続ですけど、スピードはところどころで見せているので、トロントに向けて準備します」

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第12戦アイオワ・コーン・インディー300 
7月12日決勝 22位 47周 コンタクト

「スタートでレイホールが来てアクセルを抜かざるを得なくなりました」

Jack Amano(以下――):16位スタート

佐藤琢磨:最初のスタート、テレビには映ってなかったとは思いますけど、グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング:予選15位)、なんでアイツはあんなに上がって来るの? 車線変更し過ぎでしょ。思わず手を挙げちゃったもん(抗議を表す目的で)。 “アウトサイド、アウトサイド!” ってスポッターから言われてるはずなのに。まず、ターン2のバンプを越えたところでドドドドドッと上がって来て、で、次またターン3で彼がイン側に降りたからアウトから並んでったら、またドドドドドッて来た。危ないって。車線変更し過ぎ。

2014年7月13日日曜日

2014 INDYCARレポート 第12戦アイオワ Race Day 決勝:ライアン・ハンター-レイが今季3勝目! ジョセフ・ニューガーデンが2位! 圧倒的な速さを誇ったがナッシ勢は3、4位に

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天候:曇り のち 雨 のち 曇り
気温:21~27℃

チップガナッシの2台、実に247ラップでトップを走行

 今日のレースはターゲット・チップ・ガナッシ・レーシングの圧勝となるはずだった。予選で1、2位を独占した彼らは、予選2位だったトニー・カナーンが序盤からトップを走り、300ラップのうちの247ラップでトップを走るスーパー・パフォーマンスを見せた。


2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント47 第12戦アイオワ Day1 予選:「走りはよかったですがクルマが完全ではありませんでした。明日は実際に走ってないコンディションのレースなので、マシンに安定感を持たせ、粘り強く戦いたいところです」

第12戦アイオワ・コーン・インディー300 Day1 予選
16位 1周目17秒5714 2周目17秒5853 2周計35秒1567 平均速度183.089mph

「ターン2のバンプでお尻が突き上げられてすごい滑って行った」

Jack Amano(以下――):予選アタック2周、自身のドライビングはどうでしたか?

佐藤琢磨:走りは良かったと思います。でもクルマが完全ではありませんでしたね。自分のミスはなかったけれど、暴れるクルマを押さえつけるので精一杯でしたね、ものすごく滑っちゃってましたから。だから、モントーヤのスライドがあったでしょう? あれと同じ感じです。ターン2のバンプに乗ってポンッとお尻が突き上げられてリヤがものすごい滑って行った。それでターン3~4側では、“曲がれーっ!”って感じ。前が曲がって行かなくて、フロント・タイヤをスクラブして、引きずってスピードダウン。ツール類はウェイト・ジャッカーも大きく変えてましたよ。でも、このコースは何しろ短いのでね、間に合わってないところもあった。