ブラックタイヤのパフォーマンスに泣いた開幕戦の琢磨 Photo:INDYCAR (Bret Kelley) |
決勝日のウォーム・アップが終わった後、インディーカーは各チームのスタートタイヤを発表した。22台のうちでオルタネートタイヤ=ソフト・コンパウンドのレッドタイヤを選んだのが15人と完全に主流派で、プライマリータイヤ=ハード・コンパウンドは7人だけだった。
フロントロウ外側のトニー・カナーン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)がブラックか……と驚いていたら、これは時間内申請をしなかったためのペナルティと欄外に記述アリ。ウォーム・アップ終了後30分以内の届け出をミスったのだな。
もう一人、上位でプライマリー発進を選んだのはマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)。Q2をブラックで走ったので、彼より上位グリッドの5人よりレッドが1セット多くある。それを活かす作戦ということらしい……が、これはレースがレッドが有利のコンディションになった場合。去年のレースではブラックの方がスティントを通しての安定感があり、戦闘力は高かった。