2014年のマニュファクチャラーズ・タイトルをシボレーは大差で獲得。Photo:INDYCAR |
12月2日に発表されたヴェライゾン・インディーカー・シリーズの2015年向けルールでは、エンジンの信頼性と競争力の高さを賞賛するためにエンジン・マニュファクチャラー・チャンピオンシップのポイント・システムに関しても変更が行われることとなっていた。
2015年からは、ポイントが与えられるのはそれぞれのマニュファクチャラーのエンジンを使うそれぞれの上位フィニッシュ3名へと変わった。2014年はマニュファクチャラーに関係なくトップ5にのみポイントが与えられるルールだったので、こちらは大きな変更がなされたと言える。
多彩なボーナスポイントを新たに導入
新ルールではボーナス・ポイントが増えてもいる。
ひとつのエンジンが2,500マイルを越える走行距離を記録した際には、10点のボーナス・ポイントが授与される。
ポール・ポジション獲得でもマニュファクチャラーにポイントが与えられる。インディー500でのポール・ポジション獲得はドライバーと同じく9点と大きなボーナスに。他の16レースでも1点が新ルールでは与えられる。
各レースでより多くのリード・ラップを記録したマニュファクチャラーに対しても、新たなボーナス=2点が贈られることになった。
使用エンジン数のレギュレーション自体は今まで通り
ポイント・システムは大きく変わるが、使用エンジンの数に関するルールに変更はない。フル・シーズン・エントリーの場合はフレッシュ・エンジン4基。その4基で最低走行距離10,000マイルをクリアしなくてはならない。
ひとつのエンジンが規定の距離を達成できずにエンジン交換が必要となった場合、マニュファクチャラー・ポイント20点が剥奪される。
「マニュファクチャラー・ポイントのシステムを変更したのは、シボレーとホンダからの意見も取り入れてのことである。各マニュファクチャラーが保持するチーム数、ドライバー数に関しても検討した結果だ。このチャンピオンシップはエンジンに関するもので、マニュファクチャラーによる出場台数獲得競争や、グリッド独占競争ではないからだ」とコンペティション及びオペレーション担当社長のデリック・ウォーカーは説明している。
以上
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