第4戦のグランプリ・オブ・インディアナポリスで初PPを獲得したサーヴェドラは、なんと現時点で唯一の表彰台未経験ドライバー! Photo:INDYCAR (Chris Jones) |
今シーズン、キャリア初勝利を挙げたのがルーキーのカルロス・ウエルタス(デイル・コイン・レーシング)。作戦フル活用での勝利(@ヒューストン1)だったとはいえ、勝ちは勝ち。どこのコース行ってもキッチリ普通に走れてるしね、この人(オーバル以外)。
セバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)のトロントでの優勝は見事な圧勝だったけど、2シリーズ合併後だと“初”。
レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは、2012年にフル参戦に復活してから未勝利。今シーズンは大口スポンサーのナショナル・ガードをゲット(パンサーから。彼らに告訴されてる件はどーなってるのか)したけど、まだ結果に結びつけることができてない。
しかし、見渡せば優勝経験のないドライバーの方が断然少ないというすごい時代になってます。勝ったことのないチームはもはやゼロだし。
レギュラー・ドライバーの中で未勝利なのは、ジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)、セバスチャン・サーヴェドラ(KV/AFSレーシング)、あとはルーキー勢で、カルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)、ミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・
モータースポーツ)、そしてジャック・ホウクスワース(BHA/BBM・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)か。
てことは、レギュラー22名中で優勝経験者が17人か。
次に未勝利組から脱出できそうなのは??
未勝利組だけど、すぐにでも勝てちゃいそうなのは?
ムニョスとニューガーデンですね。
ムニョスは去年のインディー500で予選/決勝ともに2位。今年もロング・ビーチ、ヒューストン1、ポコノと3回も3位フィニッシュをしている。 ニューガーデンはテキサスとミッド・オハイオで予選2位。レースはアイオワでの2位がある。
アレシンはヒューストン2で2位、ホウクスワースもヒューストン2で3位と、初の表彰台フィニッシュをルーキーながら記録している。
てことは、サーヴェドラだけか、未だ表彰台フィニッシュなしって。たった一人!
普通、その段階=表彰台フィニッシュは初勝利までに必要ですね。大抵の場合複数回。ウエルタスは無いままだったけど。
サーヴェドラはキャリア初のポール・ポジションを今年のグランプリ・オブ・インディアナポリスで雨の中で記録してるし、アイオワでもクラッシュするまで速かったし、ミッド・オハイオでもファステスト・ラップが出場22台中で3位だった。模範となるチームメイトを得て2年目、着々と実力を身につける印象です。
難しいのは優勝よりもポール・ポジション!?
ポール・ポジション未獲得の方が、実は未勝利より多い。
今年初PPを記録したのはシモン・パジェノー(シュミット・ピーターソン・ハミルトン・モータースポーツ)と、サーヴェドラの2人。
PPなしだとヒンチクリフのケースがすごくて、2位が今年だけで5回。トータル8回もある。今シーズン中の初PPはあるか?
ニューガーデンも今年のテキサスでの2位が最高。PPも勝利もあと一歩のとこまで来てる感じ。
ムニョスもPPがない。でも、デトロイト2で6位、ポコノで3位、アイオワで5位、ミッド・オハイオで4位とルーキーとしてはかなりの好成績を残して来ている。こっちでもニューガーデンと初を争ってる状況。
アレシンもヒューストン2での2位がベスト。予選でのトップ3入りは今のところコレだけ。
チャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング)は1勝してるけど、予選のベストは5位。この人の走りも、近頃かなり自信に満ちちゃってる。
ウエルタスの予選ベストは12位=2回とも今年のデトロイト。こう見ると、やっぱりヒューストン1出の勝利は……。
すごいコトになってるなぁ、インディーカー2014。
以上
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