Photo:INDYCAR (John Cote) |
Jack Amano(以下――):残念ながらQ1での敗退となってしまいました。コースのコンディション、あるいはマシンの状況はどんなでしたか?
佐藤琢磨:コースは基本的に午後のプラクティスからそんなに大きく変わっていなかったと思います。風向きは午前と午後で180度変わったんですが、それはいつものこと。だから午後のプラクティスとそんなにコンディションは変わらなかった。
ちょっと風は強くなってましたけどね。先に走ったグループを見て、ラップ・タイムが最初はやっぱり遅かったんだけど、徐々に上がって行って、僕らが走るころにはプラクティス2と変わらない状態まで行っていたんだと思いました。
――ブラック・タイヤで先ずアタックをし、10分間の予選の真ん中ぐらいでピットしてレッド・タイヤにスイッチしました。今回は赤旗もなく、両方のタイヤで全員アタックができていたと思います。レッド装着に向けたセッティングは、チームとしてうまく対応ができていましたか?
佐藤琢磨:まずブラック・タイヤで走って、グループ内で5番手につけられたので、そこまでは良かったと思いますね。午後のプラクティスから色々なことを試して、順調にクルマは速くなって行っていたと思うんです。だから、そこからレッド・タイヤを着けて一気にペース・アップを図ったんだけれども……うーん、まぁゲインとしては他のチームの方が大きくて、僕は僕なりにグリップ感はそこそこ感じてたんだけど、ラップ・タイムは全然伸びて行かなかったですね。
「バランスとしては悪くないんだけど、グリップ感がない
それで思い切り踏んで行けないっていうのがありました」
――今週末、最初のプラクティスで良い感触があったと思います。そこから少しずつズレてってしまったような感じがあるんでしょうか?
佐藤琢磨:どうだろう? まぁ、テストをやっぱりやってないですからね。2月にやった時はダメだったので、まったくクルマを今回の僕らは持って来ることになりました。その間に僕らは他のロードコースでテストをして、その結果として良いものだと感じたセッティングを今回は持って来ているワケだけど、2回のプラクティス・セッションで全部を合わせ込めなかったですね。何て言ったらいいのかな、そんなにバランスとしては悪くないんだけど、グリップ感がない。それで思い切り踏んで行けないっていうのがありました。
――予選結果は20位。厳しいポジションですが、ピット・タイミングをずらして……という戦い方に活路を見出すことになるんでしょうか?
佐藤琢磨:そうなんですが、戦略はともかくとして、その前に明日のウォーム・アップ。そこでちょっと今までにまだできていないことを試したいですね。バック・トゥ・バックのテストは不可能だけど、決め打ちでやるしかないですね。そこにはクォリファイを走ったデータをエンジニアと一緒に見て、考えて行きます。
――まだネタが残っているんですね?
佐藤琢磨:はい。ネタはあります、もちろん。でもオイシイかどうかはわからないけど……。
――じゃ、明日、頑張ってください!
佐藤琢磨:はい、頑張ります。
以上
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