2014 INDYCARレポート 第18戦フォンタナ Day1 ファイナルプラクティス：トップはライアン・ブリスコー！ミカイル・アレシンが大クラッシュ

カストロネベスと談笑するブリスコー　Photo:INDYCAR (Chris Jones)

午後7時15分、路面温度は予選より19℃も低下

　明日のスタート時刻とほぼ同じ7時15分、日没後に始まったファイナル・プラクティスではライアン・ブリスコー（チップ・ガナッシ・レーシング）が最速ラップ＝218.660mphをマークした。走行開始時で気温は30℃あったが、路面温度は予選時より19℃も低い38℃だった。
　2番手は予選５位だったスコット・ディクソン（ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング）＝217.852mphで、3番手には予選21位だったポイント・リーダーのウィル・パワー（チーム・ペンスキー）が217.661mphでつけた。ポイント2位、今日の予選でポールポジションを獲得したエリオ・カストロネヴェス（チーム・ペンスキー）は216,986mphのベストで6番手だった。
アレシン、ターン4でスピン、フェンスに激突
　このセッションでは予選8位だったミカイル・アレシン（シュミット・ピーターソン・モータースポーツ）がクラッシュしてストップされ、13分の走行時間で終了となった。トラフィックの中を走っていたアレシンはターン4でインサイドに降りてスピン。外側を走っていたチャーリー・キンボール（チップ・ガナッシ・レーシング）にヒットした。アレシンのマシンは宙に浮いてフェンスに穴を開けたが、マシンはコース上に戻ってストップした。
　アレシンには事故直後も意識があり、右肩と右足に傷みを訴えているということだが、サーキットに近い病院へとヘリコプターで運ばれた。

佐藤琢磨、18番手ながらマシンフィーリングには手応え
　予選4位だった佐藤琢磨（AJ・フォイト・エンタープライゼス）は、214.191mphで18番手だった。予選からトライしている新コンセプトでのセッティングの決勝用バージョンの確認作業がまずこなすべきテーマで、その後にフレッシュ・タイヤでトラフィックのテストを行う計画だったが、アレシンらのアクシデントでそれが叶わなかった。アレシンのすぐ後ろを走っていた琢磨は、飛び散った破片が落ちて来る中を通過。マシンのウィングやアンダートレイにダメージを受けたが、体は無事だった。ドラフティングを利用した走りとなっていなかったためにスピードは上位に来なかった琢磨だが、マシンのフィーリングには手応えを感じていた。
以上