Photo:INDYCAR (Chris Owens) |
天候:快晴
気温:18~20℃
レース・デイの早朝、大きな地震が発生
今日の朝3時20分ごろ、サン・フランシスコ近郊はマグニチュード6.1の大きな地震に見舞われた。震源地はソノマ・レースウェイの西、約20キロメートルと非常に近かったが、地震によるダメージはレーシングコースにもサーキットの付帯施設にも認められず、レースはすべて予定通りに開催されることとなった。
午前10時、インディーカーのファイナル・プラクティスはスケジュールのどおりに始まった。時間は30分間。ここでトップ・タイムとなる1分19秒0556をマークしたのは、昨日の予選で3位だったスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)だった。
2番手につけたのは予選も2位だったジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)。タイムは1分19秒0805とトップだったディクソンとの差は0,0239秒という小ささだった。
3番手にはミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)が来た。ロシアン人ルーキーはソノマのコースがおおいに気に入った様子だ。予選12位からどんな走りを見せるか、注目だ。
4番手には昨日の予選では10位と不発気味だったライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)。5番手はライアン・ブリスコー(チップ・ガナッシ・レーシング)、6番手はマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)だった。
パワーは控えめに9番手、カストロネヴェスはなんと19位!
ポイント・トップ、そして昨日の予選でポール・ポジションを獲得したウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は1分19秒7010のベストで9番手と目立たないポジョション。彼を上回るフィニッシュを果たしたいポイント2位のエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)は、1分20秒2627のベストで22台中の19番手と状況は更に悪かった。
カストロネヴェスより後方、21番手だったのはポイント・ランキング3番手につけ、まだ逆転チャンピオンの可能性を持っているシモン・パジェノー(シュミット・ピーターソン・ハミルトン・モータースポーツ)だった。タイムは1分20秒4657。ルーキーのチームメイトが3番手タイムを出している。しかも、パジェノーの予選順位はチームメイトより後方の15位だった。レースでの巻き返しは見られるのか?
佐藤琢磨、計測2周のみでエンジントラブルに
佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は、5周目を走っている最中にエンジン・トラブル発生。早々とファイナル・プラクティス終了となってしまった。
プラクティス開始と同時にピット・ストップ練習も兼ねてのイン&アウトを行なった彼は、フルに計測のできたのが2周だけ。3周目にはエンジン・トラブルでスロー・ダウンした。昨日から検討していた新しいセッティングをひとつのパターンだけ確認。それがマシンを良い方向に向かわせていたというのが唯一の光明だ。琢磨のベストは1分20秒2361。順位は18番手だった。その彼より遅かったのがポイント2、3位のカストロネヴェスとパジェノーだったのだ。
以上
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