2014 INDYCAR レポート 第17戦ソノマ Day1 プラクティス2：エリオ・カストロネヴェスがトップ！

Photo:INDYCAR (Chris Jones)

8月24日　Day1　プラクティス2
天候：快晴
気温：23～24℃

路面は出来上がってきたが
路面温度が高くタイムは午前より低下
　インディーカーのプラクティス2が午後1時15分に始まった。プラクティス1と比べて気温はそれほど上がらなかったものの、路面温度は48℃にまで上がっていた（プラクティス1での路面は33℃）。
　インディーカーのプラクティス1の後にはUSF2000のレースとインディライツのレース#1（今週はダブルヘダー）が行われた。コース表面にタイヤ・ラバーは乗って来ているはずだ。しかし、グリップ・レベルは路面温度が上がったことで逆に下がっていたようだ。
　トップ・タイムはエリオ・カストロネヴェス（チーム・ペンスキー）が記録した1分18秒6582。プラクティス１のベストは1分17秒7150（ライアン・ハンター-レイ/アンドレッティ・オートスポート）だったから、午後の方が遅かった。
　0.0338秒差の2番手はライアン・ブリスコー（チップ・ガナッシ・レーシング）が来た。プラクティス1でも6番手につけていた彼は、過去の戦績が示すとおりにソノマを得意としている。
　3番手はハンター-レイ。プラクティス1でトップ、プラクティス2で3番手と、エントリー22台中でベストのパフォーマンスを示しているのが彼だ。
　4番手につけたのはスコット・ディクソン（ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング）。プラクティス1で2番手、プラクティス2で4番手のディクシーはハンター-レイに続いて今日の2番目につけるパフォーマンスだ。
　5番時計はウィル・パワー（チーム・ペンスキー）。トップだったエリオとの差は0.3788秒。プラクティス1でも5番手だったウィル。トップだったハンター-レイとの差は0.6896秒だった。

　6番手はセバスチャン・ブルデイ（KVSHレーシング）だった。プラクティス1でも事前テストをしなかったメンバーの中でのトップの9番手だった彼は、プラクティス2ではさらにポジションを上げてみせた。
　7番手はジョセフ・ニューガーデン（サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング）。8番手はファン・パブロ・モントーヤ（チーム・ペンスキー）。9番手はトニー・カナーン（ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング）。そして、10番手はマルコ・アンドレッティ（アンドレッティ・オートスポート）。

上位と同じようにスピードを上げていけない、と琢磨

　ポイント ・ランキング3番手のシモン・パジェノー（シュミット・ピーターソン・ハミルトン・モータースポーツ）はプラクティス1は16番手だったが、プラクティス2では13番手に少しだがポジション・アップを果たした。逆に佐藤琢磨（AJ・フォイト・エンタープライゼス）は、プラクティス1の13番手から
15番手へとポジションを下げてしまった。トラフィックの影響もそこにはあった。
　「グリップが上がった時、上位の人たちと同じようにスピードを上げて行けない。そうしたコンディションでグリップが得られていない」と琢磨は苦境を説明していた。レッド・タイヤ装着での予選、どこまでタイヤにマッチさせたセッティングを施し、タイヤがベストの力を発揮するタイミングでミスのないアタックを完成させられるだろうか。琢磨は2セッションの総合順位が13番手＝奇数順位だったため、総合トップだったハンター-レイを先頭とするグループ2で予選を走る。グループ2に組み入れられたのはハンター-レイ、カナーン、パワー、ジェイムズ・ヒンチクリフ（アンドレッティ・オートスポート）、ブルデイ、チャーリー・キンボール（チップ・ガナッシ・レーシング）、ジャスティン・ウィルソン（デイル・コイン・レーシング）、グレアム・レイホール（レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング）、セバスチャン・サーヴェドラ（（KV/AFSレーシング）、ジャック・ホウクスワース（BHA/BBM・ウィズ・カーブ・アガジェニアン）だ。
以上