2014年8月18日月曜日

2014 INDYCAR レポート 第16戦ミルウォーキー Race Day 決勝:ウィル・パワーがポール・トゥ・ウィンでポイント・リードを広げる! 2位はモントーヤでペンスキー勢1−2フィニッシュ!!

Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
ウィル・パワー、ポールtoウイン!カストロネベスは11位に沈む

  気温が20℃前後と、8月とは思えない涼しいコンディションで開催されたミルウォーキーでの250マイル・レースは、ポール・ポジションからスタートしたポイント・リーダーのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が優勝した。
 スタートからトップを守り続けたパワーは、予選3位からひとつポジショを上げて来たチームメイトのファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)を突き放し、2秒7949の大差をつけてミルウォーキー初優勝のゴールへと飛び込んだ。



 開幕戦セント・ピーターズバーグ、第6戦デトロイトのレース1に続く今シーズン3勝目=キャリア24勝目によってパワーは獲得ポイントを602点に伸ばし、ポイント・リードを39点に広げた。ポイント2番手でミルウォーキー戦を迎えていたエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)は、予選8位からスタートし、順位を3つ下げた11位でゴールしたのだ。残るは2戦だ。

ターゲット勢、シーズン終盤になり、ようやく本領発揮

 モントーヤは今季4回目の表彰台となる2位フィニッシュを3位スタートから記録した。
 逆にトニー・カナーン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)は、予選2位からひとつポジションを落とした3位でゴールした。
 4位はスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)。予選11位から今シーズン9回目のトップ5フィニッシュを果たした。
 ガナッシ勢、特にターゲット軍団はシーズン終盤に来て奮闘している。カナーンは今季5回目の表彰台だったが、そのうちの4回を最近の5戦で記録している。そしてディクソンもこの6戦で5回目のトップ5入りを果たした。

ホンダ勢最上位は5位のニューガーデン

 5位はジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)。レース終盤に3位を走っていたニューガーデンだったが、ピット・タイミングとレース展開がうまく噛み合わなかったため、ゴールまで15周のところでピット・イン。周回遅れに陥った。しかし、フレッシュ・タイヤの高いグリップを武器にリードラップに復活した上、シモン・パジェノー(シュミット・ピーターソン・ハミルトン・モータースポーツ)、ライアン・ブリスコー(チップ・ガナッシ・レーシング)をゴール目前の2周でパスして5位に食い込んだ。予選でホンダ勢トップの5位だった彼は、レース結果も予選と同じ5位だったが、そちらも今日のホンダ勢のトップだった。


佐藤琢磨、スタートでポジションを落とし苦戦

 佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)はスタートでマシンを滑らせて10位から18位までダウン。ピット・ストップを1回済ませた時点でラップ・ダウンに陥った。たった1回しか出なかったフルコース・コーションでラップ・バックを目指してステイ・アウトした琢磨陣営だったが、レース・リーダーのパワーもステイ・アウトしたために1ラップ・ダウンから抜け出せず、最終的に2ラップ・ダウンの15位フィニッシュとなった。

 暫定のポイント・スタンディング・トップ10は以下の通り。
1  ウィル・パワー  602
2  エリオ・カストロネヴェス  563
3  シモン・パジェノー  510
4  ライアン・ハンター-レイ  494
5  ファン・パブロ・モントーヤ  488
6  スコット・ディクソン  472
7  トニー・カナーン  425
8  カルロス・ムニョス  424
9  セバスチャン・ブルデイ  418
10 マルコ・アンドレッティ  400
以上

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