午後も天気は快晴。気温は26℃まで上がり、湿度の高さからなかなかの暑さと感ずるコンディションとなった。
インディーライツなどのサポート・イべントの走行が間に挟まった上に路面の温度が午前中と比べて大幅に上昇、インディーカーは朝とは大きく異なるコース・コンディションで走行した。
シモン・パジェノー(シュミット・ピーターソン・ハミルトン・モータースポーツ)とカルロス・ウエルタス(デイル・コイン・レーシング)のコース・オフにより、
45分のセッションのうちの7分強が赤旗に。特にウエルタスのコース・オフはセッション終了間際だったため、そこで自己ベストが記録できそうなラップ を走っていながらスロー・ダウンしたドライバーが少なくなかった。
このセッションで最速だったのはトロントでのレース1ウィナー、セバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)。17周を走った彼は1分6秒8271のベ ストを12周目に記録した。午前中のプラクティス1の方が涼しかったこともあってか、ベストは約1分6秒5と速かった。
「いい1日になった。信じてもらえるかわからないけれど、ミッド・オハイオで会見に出るのは今日が初めて。どこにプレスルームがあるのかわからなかった。
トロントはとても良い週末で、それまでに見せ続けて来ていたスピードを結果に繋げることができた。ミッド・オハイオでもトップ・グループにいられて嬉しい。
ここは楽しいコースだから。チャレンジのしがいがある。鍵はマシン・バランスだ。ピン・ポイントでピタッとマシンを合わせないとダメだ。スウィート・スポッ
トは小さい。2012年にはコンマ2秒内に8人がひしめき、僕はファスト6進出を逃した。ミスを許さないコースでもあり、良いラップを完成させられた時の喜
びは大きい。先週行なったテストが良かったけれど、更にマシンを向上させるべく頑張っている。何か進歩させることが可能な要素はないか、走る度にベストに着
実に近づいて行っている」とブルデイは語った。
午後の2番手はルーキーのカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)。16周走ったうちの13周目に1分6秒8810をマークした。
午後の3番手は佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)で、タイムは1分6秒9065だった。琢磨はこのセッションで13周を走った。ベストを記 録したのは11周目だった。
午前中最速だったライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)は1分7秒0943で6番手。午前中2番手だったシモン・パジェノー(シュ ミット・ピーターソン・ハミルトン・モータースポーツ)は1分7秒1077のベストで7番手だった。
ポイント・リーダーのエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)は1分7秒2846で11番手で、ポイント2番手のウィル・パワー(チーム・ペンス キー)も1分7秒4218で13番手とミッド・オハイオ初日はそろって大人しめの数字を出すに留まった。
今日のような日に両セッションで好タイムを出せているところは仕上がり良好と見ていい。ブルデイは午前中が5番手で午後がトップ。両セッションでトップ5入りを果たしたのは彼だけだった。次がハンター-レイの1番手/6番手。その次がパジェノーの2番手/7番手。
2セッションのタイムを総合すると、今日のトップはハンター-レイ、2番手はパジェノー、3番手はスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)。トップ8までがプラクティス1での方が速かった。ムニョスは午後のベストにより9番手にランクされ、琢磨も同様で今日の12番手となった。
「マシンは非常に良く、コンディションが変わっても走らせるのがとても楽しいものになっていました。午後にもまた少しマシンを向上させることができていました。今日の総合タイムではなく、相対的なタイムを気にしています。午後のセッションでライヴァルたちと比べて自分たちがどうだったか・・・というところで 、僕らは良い位置につけていたと思います。明日はまたコンディションが変わるでしょう。雨が降る可能性もあります。そうなっても自分たちは小さな調整だけで 対応できるはずです」
と今週のマシンには手応えを感じている様子だった。
以上
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