2014年8月3日日曜日

2014 INDYCARレポート 第15戦 ミッド・オハイオ Day 2 プラクティス3:最速はライアン・ハンター-レイ

  予選日の朝、プラクティス3が行われた。気温は21℃と昨日とほぼ変わらず。空は大空と雲が半々といったところだった。天気予報によると、予選開始時刻の午後2時の降雨確率は35パーセント。午後3時は40パーセント。
 プラクティス3も45分間だったが、やはりセッション終盤にタイムを更新するドライバーが多く出た。昨日最速だったライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)。タイムは1分5秒7082。ブラック・タイヤでコレなら、ドライの予選でレッド装着となればコース・レコード更新は確実だろう。


  ミッド・オハイオ・スポーツ・カー・コースの1ラップ・レコードは、CARTインディーカー・ワールド・シリーズ時代の1999年にダリオ・フランキッティ、翌2000年にジル・ド・フェランによる1分5秒347だ(ふたりが同タイムを記録。あの頃はまだ1000分の1秒までの計時だった)。
 2番手はスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)の1分5秒8042で、3番手はジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)の1分5秒8159。4番手以下のシモン・パジェノー(シュミット・ピーターソン・ハミルトン・モータースポーツ)、ミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)、セバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)、セバスチャン・サーヴェドラ(KV/AFSレーシング)、グレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)、ジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)までの合計9人が1分5秒台のベストを記録した。
 アレシンは徐々に先輩チームメイトに並ぶパフォーマンスを見せるようになって来ている。サーヴェドラも昨日の午後のプラクティスでビリだったとは思えない好転ぶりを見せた。
 混戦の度合いは昨日を上回り、トップからコンマ5秒以内に17人がひしめいていた。そんな中で佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は終盤の路面の一番良い状況でタイム・アップが思うように実現できず、1分6秒3529のベストで21番手だった。
 「最後にみんながフレッシュ・タイヤで行ってタイムを出した。自分たちは最後のひとつ前のピット・インでフレッシュを投入したので、セッション終盤は少し周回をしたタイヤでの走行になってましたが、その差以上のものが今は上位陣との間にあると思います。全体的なグリップ不足、スタビリティ不足で、高速コーナーもみんなは今日の方が速くなっているんだろうけど、僕らは昨日と同じスピードだった」と琢磨は話し、「これからもう一度データをよく見て予選に備えます」と締め括った。
以上

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