2014年7月22日火曜日

2014 INDYCAR 佐藤琢磨コメント 52 第13・14戦トロント レース2:「粘り強く、当たりにも強く、戦えたと思います。これで不運は完全に吹き飛びました。次のミッド・オハイオ、その次のミルウォーキーと、自分にとって良いレースが続きますから、更に好いリザルトを残せるように頑張りたいです」

「タフなレースを戦い抜いて5位フィニッシュできたことは、
本当に良かったと思います」
Jack Amano(以下――):5位フィニッシュはホンダ勢のトップともなりました。かなり我慢強く戦っていたレースと見えました。

佐藤琢磨:はい。ようやくですよね。ここに来るまで本当にたくさんの不運と厳しいレースを送って来ましたけど、ようやくタフなレースを戦い抜いて5位フィニッシュできたことは、本当に良かったと思います。チームとしてもここまで辛いレースがたくさんあったけど、一度もモチベーションを失うことなく、素早いピットストップと的確な判断で今日もコンディションが目まぐるしく変わる中、コースに送り出し続けてくれました。非常にいいレースができて、5位という結果はとても嬉しいです。

――非常に早い段階でレッドからブラックにスイッチしましたが?

佐藤琢磨:単独走行になったので、クルマのセッティングをこのレースに向けて変えたところをジックリと見ることができました。そして、その後に雨が降り出しました。展開としては、僕にとては良い方向になりました。ただ、残念ながら雨の中でのマシンの動きは今日はあんまり良くなくて、実際には非常に苦労をしていました。まぁ何とかポジションはキープして、ドライタイヤに換えてから、一度順位を落としもしましたけれど、今日は粘り強く、当たりにも強く、今日は戦えたと思います。マシンには最後は少しダメージがあったんですが、こうしてフィニッシュできて良かったですね。

「コースの内側だけが滑りやすい。だから抜こうとして内側に入ると止まれない
そういう状況でアクシデントの連鎖が起こっていたと思います」

――後ろにエリオ・カストロネヴェスが来たり、ライアン・ハンター-レイが来たり、最後はジャック・ホウクスワースと、ぶつかって来そうな人、危ない人が来てたので大変だったと思います。

佐藤琢磨:そうですね。実際かなりのコンタクトがありました。非常に滑りやすい路面でしたから。でも、全体的に滑りやすいんじゃなくて、コースの内側だけが滑りやすい。だから抜こうとして内側に入ると止まれないっていう状況でアクシデントの連鎖が起こっていたと思います。それでも今日は、多重クラッシュも午後はうまくかわせたし、自分自身もトラック上で何度もオーバーテイクに成功できたので、それはやっぱりポジティブに捉えたいですね。

――これで不運は吹き飛びましたね。
佐藤琢磨:はい。完全に吹き飛びましたね。次のミッド・オハイオ、その次のミルウォーキーと、自分にとって良いレースが続きますから、更に好いリザルトを残せるように頑張りたいです。

――シーズン終盤戦、楽しみにしています。
佐藤琢磨:ありがとうございます。頑張ります。
以上

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