Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大 |
Day1 プラクティス1
「比較テストを優先したのでニュー・タイヤを入れませんでした」
Jack Amano(以下――):20周ほどを行なったプラクティス1、中盤までは順調に見えていましたが、終盤にタイムの伸びがなかったことで21番手でした。もちろん、速かったドライバーたちはニュー・タイヤを投入していたのかもしれませんが。
佐藤琢磨:大半のチームがニュー・タイヤを入れていたみたいですね。我々はちょっとやることがいっぱいあったのでニュー・タイヤを最後に入れませんでした。比較テストを幾つかやりたかったので、そちらをこなしていました。
――そちらのテスト結果は上々でしたか?
佐藤琢磨:そうですねぇ……善いところも悪いところもあったって感じでした。ここ、トロントのコースは結局クルマの動きは結構暴れちゃうんですよね。ひとつのコーナーの中で3つも4つもサーフェイスが変わったりするので。ただ、そのセッティングが良いか悪いかの兆候というものは、それらを試すことで一応出て来るので、それを調べていました。多分、ニュー・タイヤを入れていない状態だと自分たちはトップ10に入れるか、その前後にいたんだと思います。だから、そんなに悪くはないですし、プログラムどおりにテストを進められたセッションだったと思います。
「このコースは絶対に慣れません。でも嫌いなコースじゃない」
――トロントももう5年目。コースもかなり慣れたのでは?
佐藤琢磨:ここは絶対に慣れないですよ(笑)。危ない。トロントは嫌いなコースじゃないんですよ。でも、毎年あんまり良くなくて、一番良かったのはたしか2012年で、5番手ぐらいをずっと走ってたんだけど、結局トラブルで止まっちゃったんだよね。だから1回もいいリザルトが残ってないので、今回は流れを変えたい、という意味では良いレースを戦いたいですよね。
――滑り出しとしては、過去と比べも良いのでは?
佐藤琢磨:そうです。ここまで色々なことを学んで来たし、自分たちもストリート・コースを色々見て来たし、去年のここでの僕らの反省点もあるので、それらを取り入れて、滑り出しが10、11番手というのはそんなに悪くないですよ。
――昨年のトロントは、最終的に良いマシンを手に入れていた。
佐藤琢磨:はい。その続きで今年はやって行きたいと思っています。
以上
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