Photo:INDYCAR (Chris Owens) |
気温は17℃。風もあって肌寒いぐらいのコンディションとなったポコノ・レースウェイでの走行初日、1時間のプラクティス1で最速ラップ=平均時速221.344mphを記録したのはトニー・カナーン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)だった。トウを得てのスピードではあったが、去年のポール・ポジション・スピードは221.273mphだったから、最初のセッションでそれが早くも破られたということだ。彼のチームメイトで昨年のポコノ・ウィナー、スコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)は219.304mphで11番手だった。
2番手はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)の220.882mphで、3番手は地元ペンシルバニアのマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)による220.470mph。そして、4番手はジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)の220.381mph。アンドレッティ勢がトップ4に3人入った。4人目のカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)も219.409mphでトップ10にギリギリ食い込んだ。
佐藤琢磨、最初のセッションでの5番手に好感触
5番手は佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)だった。ベストは終盤に、やはりトウを使って出した220.379mphだった。
「風が強く、マシンが大きく影響を受けていた。前のクルマに近づくとコーナーを回れない。インディーの倍ぐらい間隔が必要だった。ベスト・ラップではトウがあったけれど、それにしても最初のセッションでP5という位置はとても良い滑り出し」と琢磨は好感触を得ていることを語った。「路面は去年と比べてかなりバンピーになっていて、ライドハイトを大きく上げねばなりませんでした。スタートがここは3列。予選では2列目までに入りたい。つまり6番手まで。去年は7位だった。悪くてとも、そのぐらいのポジションにつけたい」とも彼は語った。
6番手はファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)で、ここまでが220mph台。7番手はシモン・パジェノー(シュミット・ピーターソン・ハミルトン・モータースポーツ)で、彼のチームメイトのミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)がルーキー最上位となる8番手の好位置につけた。
ポイント・リーダーのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は9番手で、ポイント2位のエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)は、218.836mphしか出せずに14番手。
ヒューストンのレース1ウィナー、ルーキーのカルロス・ウエルタス(デイル・コイン・レーシング)は最下位の22番手。スピードは213.947mphと苦戦中だ。
このセッションで一番多く走ったのはセバスチャン・サーヴェドラ(KV/ASFレーシング)で、58周をこなしたが、スピードは215mph台止まりで21番手だった。
一番少ない周回数だったのはエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)で、27周。テキサス・ウィナーは12番手だった。
以上
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