Photo:INDYCAR (Chris Jones) |
色々ありましたね~。
1 ライアン・ハンター-レイがQ1で壁にヒット
2 ウィル・パワーがセグメント1で敗退
3 金曜最速だったシモン・パジェノーも走路妨害のペナルティでQ2に進めず
昨年から始まったダブルヘダー、予選は金曜と土曜に1回ずつだった。ヒューストンはコースの不備がってスケジュール変更になったが……。それが今年のデトロイトでは、土曜日のレースは土曜日、日曜日のレースは日曜日に予選を行うルールに変わった。おそらく、この同じルールがトロント、ヒューストンでも採用されることだろう。また改変があったとしても、まったく驚かないが。ま、その際にはメディアなどに事前の告知、お願いしますよ、インディカーさん。
2グループに分かれての予選セグメント1=グループ1。気温は18℃。路面は同22度。11台が最初はブラック・タイヤでアタックした。
ブラックで3周=計測2周でピットし、レッドにスイッチしたのが大方のチーム。ライアン・ブリスコー(チップ・ガナッシ・レーシング)は2周のみで、逆に佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は4周走ってからのピットとしていた。ブラックでの走行、正解は短い方だった。
走行開始からほぼ全員が2周を行なっている際、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)がターン11の壁にヒット! サスペンションを傷め、本格アタックなしでマシンを降りた。ブラックのみでのQ2進出を狙ったためのミスか……。インディ500で優勝、金曜の最初のプラクティスではトップとデトロイトでも出足快調と見えていたが、これで流れが変わるかも。
レッドにみんながスイッチするや、もう残り時間はほぼ残されていない状況になっていた。残り時間3分での順位はまだブラックタイヤによるもので、トップがカストロネヴェス、2番手がモントーヤ、3番手がトニー・カナーン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)、4番手が琢磨、5番手がホウクスワース、6番手がブリスコーだった。
レッドが暖まるとタイムは一気に縮まった。トニー・カナーン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング下)が1分18秒台前半で走り、エリオが1分17秒2598(!)をマーク。当然P1。去年樹立されたコース・レコード(1分17秒4371=マイク・コンウェイ)を上回っている。結局、ボーダーラインは18秒台前半となり、セバスチャン・サーヴェドラ(KV/AFSレーシング)、琢磨もそのレンジに入ったものの7、8番手でQ1敗退となった。
またも不可解なペナルティを発したレースコントロール
パジェノーに対するペナルティは不可解だった。またしてもインディーカーのレース・コントロールがやらかしてしまった……との印象だ。今回はファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)のアタックを妨害したという判定だったが、それは序盤、まだ2人がブラック・タイヤ装着で走っていた段階だった。確かにモントーヤが後方から接近して行ってはいたのだが、パジェノーもアタック中だったのだ。それでもペナルティとは……。
パジェノーがアウトと判定され、モントーヤは6位となってQ2進出に成功。そのままQ3への初進出を果たした。Q3では最下位だったが……。
Q1のグループ2でも大きな異変が起きた。パワーの敗退だ。12人中の8位という成績。1分18秒6807のベストしか出せなかった。同じグループでのトップだったマイク・コンウェイ(エド・カーペンター・レーシング)は1分17秒3715を出していた。同じ条件下で1秒3092もの差をつけられたのだ。こっちのグループの方が今回は楽だったはずなのに……。6番手になったウエルタスは、グループ1で10位だったチームメイト、ジャスティン・ウィルソンより遅かった。路面は良くなっていたはずだが……。
Q2ではターゲットの2人が敗退。3人いたルーキーも1人だけしか生き残れなかった。
ファイアストン・ファスト6はエリオ、ライアン・ブリスコー(チップ・ガナッシ・レーシング)、コンウェイ、ヒンチ、モントーヤ、ホウクスワースという顔触れになった。
そして、エリオが今季初ポールポジションを獲得した。1分17秒台にQ3でもタイムを入れて来た。2013年6月のアイオワ以来となるキャリア39個目のPPだ。デトロイトでは3回目になった。
予選2位はヒンチクリフ。彼も1分17秒台に突入したが、今年4回目の予選2位(ロング・ビーチ、バーバー、インディ500に続く)となった。キャリア7回目の予選2位。初PPは遠い。
ホウクスワースはルーキーながら早くも3回目のファスト6を戦い、今回は3位となった。グランプリ・オブ・インディアナポリスでは2位。惜しくも2戦連続のフロント・ロウは逃したが、素晴らしい成績に変わりはない。
以上
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