Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
6月27日 Day1 プラクティス2
天候:晴れ
気温:32℃
1分00秒7610 7位 23周走行
「自分たちの実施テス的なポジションはトップ5」
Jack Amano(以下――):雨もなく、プラクティス2もドライで走れましたね。
佐藤琢磨:雨降らなかったですね。ラリー・フォイトは100パーセント降るって言ってたけど。
――このセッションでの成果は?
佐藤琢磨:77番が飛び抜けて良いけれど、それはニュー・タイヤを使っているし、僕らより何台か前のポジションにいるドライバーも新しいタイヤだったというから、自分たちの実質的なポジションはトップ5に入れていると思います。ウィル・パワーやスコット・ディクソンといった連中を同じか、それよりいいタイムを出せているので、ポジション的には非常にいいと思います。
――暑さも増した中、サポートレースの走行もアリ、路面のコンディションは午後になって変わっていたでしょうか?
佐藤琢磨:はい。そうでしたね。コンディションが変わってクルマの動きも多少変わって来たし、タイヤのリアクションも変わってました。それで自分たちは少しセットアップを変えて行ったので、それも結構いい方向に行っているように見えていました。ただ、最後にスタンディング・スタートのプラククティスがあったんですが、その時間がプラクティスのセッション内の5分前から始まってしまうというのをチームが把握してなくて、まだ作業をしてた。僕らとしてはもう一度コースに出たかったんですよ。バック・トゥ・バックのテストをしたくて。それができなかったのは非常に残念です。だから、今持っているデータでマシンを作るしか無いかな、という感じです。
「スタンディングスタートのためのシステムをめぐって
エンジニアと戦っているところです」
――2回目のプラクティスも感触としては非常に好かったんですよね?
佐藤琢磨:そうですね。いつもの流れだとプラクティス1でクルマがあるべきところになくて、頓珍漢なところにいるから、色んなものを持って来て、プラクティス2でようやく兆しが見えて、プラクティス3で何とかまとめて……とか、あるいはイキナリ予選とか、そいういうアタフタ感が今回は無い。今日は落ち着いて、ここはこういう状態でこうなってるんだね……というとこから始めることができてます。プラクティス1が4番手という好位置につけられて、ラップタイムもコンペティティブだったので、本当にちょっとした合わせ込みっていうのかな、それだけで済んでいますね。
――スタート練習が今回はコース上で行われましたが、ヒューストンは2レースともスタンディング・スタートということで、システムの進歩とかはできているんでしょうか?
佐藤琢磨:今、エンジニアたちと戦ってたのはソコですね。でも、やるしかないっていうか……今までとちょっと感じが違ってるんですよ。それはポジティブな方向なんですけど、ちょっと慣れないとヤリづらいかな?
――マシンのプログラムが変えられての進歩なんですか?
佐藤琢磨:変わったっていうほどじゃないんですが、オフセットしているんですよ、大きく。で、そのオフセットが電気的な信号でやれば簡単なんだけど、フィジカル的にクラッチの中のスペーサーなり何なりで変えて行かないとバイト・ポイントってあるでしょう、クラッチがくっつくところ、そこの位置を電気的に変えられなくて、変えられないところで僕がコントロールをしなければいけないから、すごくやりづらかった。問題は、そのバイト・ポイントが今までは動いちゃっていたところ。だからスタートできなかったり、クラッチを放しても空回りしちゃったりということが起きてたんです。それを改善すべく色々と対策を施したら、ちょっとヘンなところで固まちゃってるって感じですかね、イメージとしては。
――では、明日の予選はポールポジション争いを楽しみにしています。
佐藤琢磨:はい、頑張ります。
以上
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