ターン3を立ち上がる佐藤琢磨 Photo:INDYCAR (Chris Owens) |
Jack Amano(以下――) :ギヤボックスのトラブルは残念でしたが、マシンのハンドリングは?
佐藤琢磨:トラブルは本当に残念でした。クルマの方は、非常に限られたコンディションでのみスピードを発揮するようなものになっちゃってましたね。僕らはトラブルで4ラップダウンになってから、タイヤの内圧を含めて、このレースをテストセッションのように使って、大分色々と勉強をしてたんですけど、限られたコンディションでのみ好いタイムが出ていました。それに、その速いラップを長く続けられなかった。しかも、特に最後のところですけど、レッドを履いてからがボロッボロでしたね。あれは酷かった。タイヤを換えて出て、最初の2周だけは良かったんですけど、4周目以降、内圧が上がってからはもう何もできないような状態でした。だからもう、明日に向けては課題がいっぱいって感じです。今日の僕らは、ギヤボックス・トラブルがなくてまともに生き残っていたとしても、ちょっとアレじゃぁ最後が大変になってたと思いますから。
――レッド・タイヤでのみ苦しかったということでもないんですか? 中盤は速さを見せていたようでしたが?
佐藤琢磨:ブラックでも幾つかのタイヤで駄目でしたね。問題というか、タイヤの扱い方がうまく行ってなかった。
――ベスト・ラップは決して悪くなかったでしょう?
佐藤琢磨:そうなんですよ。でも、それが1周だけだったので……。
――明日のレースでは、その良い状態を長く続けられるようにする、というのが課題ですね?
佐藤琢磨:そうなりますね。
「ファステストラップがブラック。ここではレッドはダメ」
――今日はレッド・タイヤを最後で短く使いました。ブラック・タイヤがデトロイトでは今年も速いし、安定していますね?
佐藤琢磨:全然好いですよ。去年も結局ファステストがブラックだったし、ここではレッドは駄目ですね。
――では、レッド・タイヤをいかに短く使うかという作戦も必要になって来ますね。そして、そのタイミングも。
佐藤琢磨:はい。例えばスタートで履いて、イエローが出たらすぐ換えるぐらいでいいんじゃないですか?
――では、明日もレースですから、今日はゆっくり休んでください。
佐藤琢磨:はい、頑張ります。
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