2014年5月13日火曜日

INDYCARレポート 第98回インディー500 5月12日 プラクティス2:ハンター‐レイが2日目のトップタイム! スピードも225mph台に突入。佐藤琢磨は58周走行して22位 

プラクティス2でトップタイムをマークしたハンター‐レイ。アンドレッティ・オートスポーツは5台体制を生かして序盤から好調だ。 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大
5月12日 プラクティス2
天候:晴れ  気温:24~26℃

アンドレッティ・オートスポートがワンツー
 今日はインディー500のプラクティス2日目で、走行時間は昨日と同じく正午から夕方6時。小雨による短い中断こそあったが、湿度が高く、風も吹くコンディション下で長時間に渡るプラクティスが行われ、30台のマシンが出走した。
 多くのマシンが精力的に周回を重ね、夕方になって気温が下がって来たころ、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)が平均時速225.025mphの最速ラップをマークした。もちろんトウ利用でのスピードだが、昨日のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)によるベスト=223mph台から一気にスピードは225mph台に上がった。今日の彼は113周も走った。

 2番手はマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)の224.037mph。こちらはプラクティスの半ば、まだ気温も路面温度も下がっていない時間帯に出された。今日はアンドレッティ勢、そしてホンダ・エンジン・ユーザーがトップ2を占めた。
 「今日は決勝に向けてのプログラムをたくさん消化できた。そして、トップ・タイムをマークできた。チームメイトたちと一緒に走るのは楽しい。アンドレッティ・オートスポートの強みは、5台もの速いマシンがあることで、常に集団を作っての決勝をシミュレートしながらの走行ができるところだ。まだ月曜日だというのに、とても多くのやるべき仕事をこなせた。とてもいい気分だ」とハンター-レイは語った。

昨日Tカーで走行したチップ・ガナッシの4人は、今日はプライマリーカーで走行
 3番手はエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)の223.635mphで、4番手はジャスティン・ウィルソン(デイル・コイン・レーシング)の223.611mph。そして、5番手はファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)の223.395mphだった。
パワーと意見交換するモントーヤ。ペンスキーも順調にプログラムをこなしている。 Photo:INDYCAR (Jim Haines) クリックして拡大
 ペンスキーとアンドレッティがペースセッター。今日はパワーが15番手と上位に来なかったが、アンドレッティ勢は5人全員がトップ10入りしていた。去年、初出場で予選2位、決勝2位だったカルロス・ムニョスは223.172mphで6番手。NASCARドライヴァーのカート・ブッシュも222.770mphで9番手につけ、ジェイムズ・ヒンチクリフの代役を務めているEJ・ビソも222.695mphで10番手だったのだ。
 もうひとつの強豪、チップ・ガナッシ・レーシングは、スコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)が223.119mphで8番手、トニー・カナーン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)が222.635mphで11番手だった。カナーンは今日の最多となる131周を走った。
 サテライト・チームで走るライアン・ブリスコー(NTTデータ・チップ・ガナッシ・レーシング)は222.132mphで12番手、同チャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング)は17周しかせず、ベストが218.229mphで今日の最下位の30番手だった。ドレイヤー&レインボールド-キングダム・レーシングからエントリーしているガナッシの育成ドライバー、セイジ・カラムは220.543mphで23番手だった。



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