Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
天候:快晴
気温:17℃
最後にアタックしたカーペンター
今年最速の平均速度231.067mphで2年連続PP達成
午後2時になっても、気温は10位から33位を決めた予選時と変わらなかった。晴天も保たれ、涼しいコンディションでのポール・ポジション争奪戦は行われた。
昨日のトップ9が、保有スピードの遅い順に1人ずつ、4周連続のアタックを行った。
前日に速いスピードを実現している者ほど、今日も高いスピードを出す可能性は高い。アタックが進むに連れてスピードが上がって行く戦い、次第に興奮の高まって行く展開が期待され、実際にその通りの熱戦が繰り広げられた。
序盤のトップに立ったのはシモン・パジェノー(シュミット・ピーターソン・ハミルトン・モータースポーツだった。スピードは230.614mphだった。それをウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が230.697mphで上回り、さらにはジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)が230.839mphを出した。彼は4ラップ目のターン3でコントロールを乱した。それにより、231mph台の4ラップとすることに失敗した。
これまでに4回ポール・ポジションを獲得して来ているエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)は、アタック前半の2周で231mph台を出したが、3ラップ目が230mph台、4ラップ目が229mph台と大きくダウンし、7人がアタックした時点での3番手となった。これでチーム・ペンスキーのポール・ポジション獲得の目はなくなった。
残るは昨年予選2位のカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)と、昨年のポール・ウィナーだったエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)の2人となった。ムニョスのウォーム・アップ・ラップは229.496mphという速さだったが、計測ラップは期待されたほど上がらず。230.146mphでこの時点での6位となった。
最後に登場したのはカーペンター。2年連続のポール・ポジションを実現するには、ヒンチクリフの230.839mphを上回らねばならない。地元インディアナ出身、インディーカーのルーツであるスプリント・カーで腕を磨いて来たカーペンターにはファンから熱い声援が贈られた。
ウォームアップ・ラップは227.659mphと遅め。
ラップ1:231.442mph
ラップ2:231.211mph
ラップ3:230.769mph
3ラップ平均が231.140mph平均でトップを守ったカーペンターは、
ラップ4:230.846mph
で平均が231.067mph。2年連続ポール獲得を成し遂げた。同時に、彼は今年の予選の最速ともなった。10番グリッドからスタートするファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)の231.007mphを上回ったからだ。
「去年より厳しい戦いだった。2年連続ポールはとても嬉しい。チームが本当に頑張ってくれた。今年は2カー体制でのインディー500となっている。決勝でも目指す結果を掴み取りたい」とカーペンターは優勝への強い意欲を見せた。
2位となったヒンチクリフは、「最後のラップ、ターン3入り口でマシンがルースになった。あれでポール・ポジションを逃した。悔しいけれど、僕らより速かったエド・カーペンターがポールを獲った。彼は昨日も最速だったし、安定した速さを誇っていた。僕としては、休んでいる間に走ってくれたEJ・ヴィソをはじめ、クルーたちとチームメイトに感謝したい」と語った。
トップ9 結果
1 エド・カーペンター 231.067mhp
2 ジェイムズ・ヒンチクリフ 230.839mph
3 ウィル・パワー 230.697mph
4 エリオ・カストロネヴェス 230.649mph
5 シモン・パジェノー 230.614mph
6 マルコ・アンドレッティ 230.544mph
7 カルロス・ムニョス 230.146mph
8 ジョセフ・ニューガーデン 229.893mph
9 JR・ヒルデブランド 228.726mph
以上
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