ヒンチクリフの代役のEJ.ヴィソは、現在224mph台に乗せて、プラクティス4回のトータルで12番手を順調に仕上がっている。果たして、いつ、ヒンチクリフにシートを明け渡すのだろうか? Photo:INDYCAR (Jim Haines) |
先週末のグラン・プリ・オブ・インディアナポリスでアクシデントで飛び散った他車の破片がヘルメットに当たり、脳震盪を起こしたジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)。彼にはまだインディーカーのドクターによる走行開始許可が出ていない。
火曜日に診察を受けたヒンチクリフ。その結果が今日、水曜日に出たのだが、許可が降りたのは軽い運動に対してだけだった。明日、木曜日にもう一度診察が行われる。
このままだと代役のヴィソが27号車に乗る可能性も
しかも、ヴィソは現在プラクティス絶好調!
EJ・ヴィソ(アンドレッティ・オートスポート)が今日もヒンチのマシンで走行。このまま彼が予選アタックを行う可能性はある。そして、そのまま決勝も走ることになることさえ考えられる状況だ。昨年の最終戦を、チームに支払うべきスポンサー・マネーが滞った為に欠場したドライバーが、翌年のインディー500で再びそのチームのマシンに乗っているという不可思議な状況となっている。ヒンチの代役を務めることで、去年の話はチャラに……ということなのだろうか?
インディーカーでは脳震盪を起こした場合、1週間はマシンに乗らないとのルールがある。とは言うものの、手前勝手なルール変更はお手の物のインディーカー。どこで何がどうなるかはまったく予測不能だ。
ただし、予選を終えて後にドライバー交代をする場合、グリッドは最後尾に下げられるのが伝統的なルールだ。そこまで変更してしまうとは考えにくい、果たして第98回インディー500で27号車に乗るのは誰になるんだろうか? 「代役で出たヴィソが優勝!」 なんて話も決して可能性がゼロじゃないだけに……。
以上
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