Photo:Naoki Shigenobu |
天候:快晴
気温:19~20℃
好天の下、33台がマシンの最終確認!
チップ・ガナッシ勢、決勝セットアップが大きく前進
いよいよインディー500の最終プラクティスの日がやって来た。今年は珍しく、今日のカーブ・デイで始まる週末3日間に関して、雨の降る心配が一切ない。
青空の下、11時ちょっと過ぎに1時間のプラクティスが行われた。今日はインディーライツのレースが開催され、その後にはインディーカーのピットストップ・コンテストが予定されているとあって、多くのファンが朝からスピードウェイに詰めかけていた。
晴天でありながら、気温は20℃前後。心地よいコンディションの下で出場33台が多くの周回をこなし、レースに向けて最後の調整、確認を行っていた。その中から今日のトップタイムをマークしたのは、昨年度ウィナーのトニー・カナーン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)だった。47周を走り込んだ彼は227.838mphという高いスピードをドラフティング利用で記録した。
2番手タイムを出したのはスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)。彼はカナーンより多い50周を走り227.77mphを記録した。なんとターゲット・コンビが1-2だった。彼らの予選順位はカナーンは16位で、ディクソンは11位。予選までではスピードが今ひとつ出し切れてい
なかったが、決勝用セッティングはギリギリのタイミングで上々のものに仕上げてみせたということだ。
ピットストップ・コンテストではディクソンが優勝 Photo:Naoki Shigenobu |
シボレー勢トップ4を独占! ホンダ勢最速はアレシン
「予選での成績は悪かったが、そこから挽回すべくチーム全体でハードワークをこなして来た。自分たちのチームには素晴らしいエンジニアたちがいる。彼らがその実力を発揮してくれたことで僕らのマシンはスピードアップした。その片鱗を月曜に少しだけ見せることができ、今日よりハッキリとそれを見せたと思う」とカナーンは語り、「今日の順位が良くても何も貰えないけれど、こうしてトップのスピードを出せたことが持つ意味は大きい。そして、それ以上に大きいのが、今日の僕らがとても多くの周回をトラフィックの中でこなせたことだ」と続けた。
ディクソンも、「スピードが出たのは大きなトウを得たからだった。それは事実だ。その中で僕は自分のマシンがとても良いと感じたし、トニー(・カナーン)のマシンも速かった。2台とも安定感も高く、トラフィックの中でも自在に走ることができていた。バランスの良く取れたマシンになっていたと言える」と決勝に向けた自信を手にした様子だった。
3番手はスポット参戦のタウンゼント・ベル(KVレーシング・テクノロジー)による227.221mph、4番手はエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)の226.187mph。決勝直前のセッションではシヴォレー勢が1-2-3-4だった。
5番手はミカイル・アレシン(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)の226.045mp。彼がホンダの最速。
6番手はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)で、彼もまた予選では苦戦していながら決勝モードでスピードを獲得して来たクチだ。
7番手はマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)の225.800mph。8番手はアレックス・タグリアーニ(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)の225.598mphだった。9番手はファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)で、10番手はジョセフ・ニューガーデン(サラ・フィッシャー・ハートマン・レーシング)。上位はライバルに占められたが、ホンダ勢もトップ10には5人が入っていた。
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