2014年5月29日木曜日

2014 INDYCAR レポート 佐藤琢磨 第6・7戦デトロイトに向けて by AJ・フォイト・レーシング 「力強い結果をダブルヘダーで実現したい」

(AJ・フォイト・エンタープライゼスのプレス・リリースより)

「ストリートコースでレースできることを楽しみにしています」

――デトロイトで戦いは再びストリート・コースに戻ります……
佐藤琢磨:IMS(インディアナポリス・モーター・スピードウェイ)でとても長い時間を過ごした後なので、ストリートでのレースをまた行うことに対しては気分がリフレッシュされますね。230mphでの超スムーズな走行から、ウルトラ・バンピーで狭いストリートのコースへと切り替えが必要ですが、とても楽しみにしています。

――デトロイトで活躍する鍵は何ですか?
佐藤琢磨:デトロイトのコースは、高速から低速までバラエティに富むコーナーを備えています。マシンはトータル・バランスの良いものにしなくてはならないのですが、路面がバンピーな上に荒れているので、 メカニカル・グリップの高いマシンとすることが重要です。
――デトロイトでの目標は?
佐藤琢磨:力強いフィニッシュをダブルヘッダーでは実現したい。今シーズンの序盤は不運に見舞われ続けていて、ポイントを稼ぎ損ねていますから。今週末はかなり忙しくなり、リカバーする時間的余裕が少ない。力強く、かつスムーズな週末となることを望んでいます。

――インディでの残念な結果の後もモチベーションを高く保つ秘訣は?
佐藤琢磨:僕はレースに対するモチヴェーションを失くしたことがないので、その点は何ら問題ありません。インディの最後の部分はたしかに残念だったけれど、僕らはエキサイティングなレースを戦えていたし、チーム全体が次のレースへも高いモチベーションを保っていると感じています。

「インディー500では、明るい兆しを見つけることができました」

――インディ500でのパフォーマンスにに関してはどう考えていますか?
佐藤琢磨:多くを学びましたね。決勝を迎えるまでセッティングで苦しみ続けましたが、日曜日には力強くは走ることができていました。レースでのマシンはプラクティスでのものより格段に良く、クルーたちのピットストップが素晴らしかった。他車のアクシデントで飛び散った破片が僕らのレースを終える結果となったことは本当に不運でした。しかし、自分たちが上位にまで進出して行けたことが嬉しかった。チーム全体がハードワークをこなしてマシンを良くしてくれた。その結果として、僕らはレース終盤にマシンを大きく向上させることができた。まだ多くの仕事をこなさねばならないのは事実ですが、僕らには何が必要なのか、それをつかむための明るい兆しを見つけました。そのことこそが僕らにとって大きな前進でした。

――デトロイトまでは、空路ではなく、陸路での移動になりますね。
佐藤琢磨:インディアナポリスからは短いドライブで行けますからね、モーター・シティまでは。空港に行って、そこでチェックインをして、セキュリティを通って、着いた先で荷物をピックアップして、レンタカーを借りて……とかより、クルマで走って行く方が時間はかからないでしょう。その上、僕はひとりで走って行くわけじゃないんです。すでにシートは1Cを予約済み。ゆったり背もたれを倒せるリクライニング・シートで、飲み物やスナッックはたくさんあるし、インターネットも無料で、しかもドア・トゥ・ドアのサービスですよ。これはもうファースト・クラスでしょ。(*アラバマへの遠征以来、琢磨はマネジャーのフューゼック一家では“1Cシートの紳士”と呼ばれている)。(**訳者注 飛行機の最前列=ファーストクラスの右側なので1C)。

デトロイト戦績
佐藤琢磨:過去2年間で3レースを戦い、ベスト・スタートは7位(2013年)。ベスト・フィニッシュは19位(2013年)。
チーム:ベスト・リザルトは2007年、ダレン・マニングによる4位。
以上

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