Photo:INDYCAR (Chris Owens) |
午後3時20分に始まったプラクティス2回目、思ったほど気温は上がらなかったが、湿度が高く、夏のような暑さを感ずる午後となった。
このセッションでトップ・タイムをマークしたのはシモン・パジェノー(シュミット・ピーターソン・ハミルトン・モータースポーツ)だった。セッションが後半に入ったところでフレッシュ・タイヤを投入し、1分17秒6502(!)を叩き出した。
全長が2.35マイルへと伸ばされたコースは昨年から採用されており、昨年記録された最速ラップはレース#2でのファステスト・ラップ=マイク・コンウェイの1分17秒4371(デイル・コイン・レーシング)だった。
今日のプラクティスはまだ全員がブラック・タイヤ装着だった。明日の予選では当然、肺・グリップのレッド・タイヤが使われる上、予選は朝の8時35分開始と早い時間帯なので、気温、路面温度ともに低いコンディションになること間違いナシ。明日はトラック・レコードが書き換えられることになるはずだ。
「インディーで2週間走った後なので、ストリート・コースを走るのは大変だ。ちょっと手に負えないと感ずる時もある。体力的にももちろんハードだ。とにかく全力で走り、ミスなしの1ラップを完成させようと躍起になっていた。このコースは大好き。マシンも上々だった。予選もエキサイティングになるだろうし、オーバーテイク・ポイントがターン3とターン7のふたつあるので、レースもポジションの入れ替わる楽しいものになる」とパジェノーは語った。
「ロング・ビーチで勝ったマシンのセッティングをベースとしている。チームが素晴らしいマシンを用意してくれ、良いタイムを出せた。このコースは走っていて楽しい。気を抜くことができないコースだが、僕はとても気に入っている。明日はレッド・タイヤも絡んで来るので、今日とはまた違った戦いになる。頑張らないと」とコンウェイも上機嫌だった。
佐藤琢磨、ポジションを大きくゲイン
3番手はエリオ・カストロネヴェス(チーム・ペンスキー)の1分17秒7171で、4番手はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)の1分17秒8966だった。17秒台に入ったのはこの4人。
5番手はライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)の1分18秒1674。
6番手はスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)の1182490で、7番手は佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)の1分18秒3006だった。
琢磨はプラクティス1での失地を大きく挽回した。しかし、彼はマシンの状況、記録したラップ・タイムともども満足はしていなかった。「マシンは良くなっていました。トップ10にも入れました。でも、セッティング変更をして、ニュー・タイヤを入れてからはタイムが縮まらなかった。同じタイミングでパジェノーたちはすごくジャンプ・アップしていた。しかし、僕らはマシンが逆に悪くなっていた。トップとの差は結果的にはコンマ6秒となっていたけれど、セッション後半の自分たちはマシンの仕上がりで後退をしていたので、その差は1秒ぐらいに開いていたということ。路面の変化でバランスが大きく変わるところが、このコースの難しいところですね。ちょっと自分たちは混乱している感じなので、もう一度ジックリとデータを見る必要があります」と走行を終えた琢磨は語っていた。
グランプリ・オブ・インディアナポリスでPPだったセバスチャン・サーヴェドラ(KV/AFSレーシング)は13番手、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)は16番手、ファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)は19番手、セバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)は21番手だった。
以上
0 件のコメント:
コメントを投稿