プラウマンにアドバイスを送る琢磨 Photo:INDYCAR (Chris Jones) クリックして拡大 |
5月11日 オープニングデイ プラクティス1
217.840mph(=約350.505km/h) 41秒3147 20位 13周走行
「今日シェイクダウンして
最初のフィーリングを感じ取ることができたてよかったです」
Jack Amano(以下――):今日は夕方に走り出しました。やっぱり昨日まで第4戦が行われていて、ハード・スケジュールだからですか?
佐藤琢磨:それはあると思います。クルマが間に合わなかったところもありますが。僕らが今年走らせるのはまったくの新車なので、今日シェイク・ダウンができて良かったです。
――良い天気の1日になっていました。
佐藤琢磨:雨が降るっていう人もいましたけどね。まぁ、一時期とても黒い雲が接近していた時もありました。でも、それがいなくなってくれて走ることができました。良かったと思います。もしかしたら今日は走れないかも……とも思っていたので。
――今日走れたのは、自分たちとしてはプラスであったと。
佐藤琢磨:そうですね。2回の走りだけでしたけど、シェイクダウンをして、クルマの最初のフィーリングを感じ取れたのは良かった。
「明後日から天気が悪そうなので、悠長なことは言ってられない
マーティンと手分けをして二人でどんどんやっていきたい」
――新車で走るのは完全に初めてですよね?
佐藤琢磨:そうです。
――去年までと違う仕様の部分もあると思いますが?
佐藤琢磨:多少そういうところはありますね、細かいレベルで言えば。基本的なパーツ構成は一緒。ただ、重量配分が変わっています。
――その面でのフィーリングは?
佐藤琢磨:まだよくわからない。とりあえず、今のダウンフォースとニュー・タイヤって組み合わせだと何も起こらない。まぁ、何か起きたら大問題なワケだけど。そういう状態なので、まだアンダーステアとかオーヴァーステアっていうのは出て来てないです。だからライアン・ブリスコーの後ろについて走ってもみました。そうやってクルマに当たる空気を薄くして走ったら、やっぱり少し左右に振られるような動きが出て来てね、それが今後、どんどん失くして行くべきものですよね。そして、今日より更に近づいて走れるようなクルマにして行かなきゃいけない。それは明日以降のことです。まだ車高出しも完全には終わっていないし、ウィング・スキャンも、スウィープもやっていないし、そういう基本的なところは明日始めます。でも、天気が悪そうだからね、明後日からは。あんまり悠長なことを言ってられないかもしれない。アッという間に予選が来ちゃうんで。その辺りは、マーティンも今日走ってすぐにスピードも乗って来たので、2人で手分けしてやって行きたいかな。
――1週間のプラクティスも、天候によっちゃ全然走れなくなってしまいますよね?
佐藤琢磨:ホント、まったくなくなっちゃう。2日間天候が理由で走れなくなると思う。そしたら、アッという間にファスト・フライデイ。そうなっちゃったら、全然ないですね、走れる時間が。明日を含めて3日間しかないかも。全然1週間じゃないですよ。
――日程的には日曜に始まって、日曜が予選ですから、1週間あるはずなんですけどね。それと、今年からは予選後の月曜日が1日走行可能になりました。
佐藤琢磨:結局、土曜も日曜も今年は予選になっちゃって、決勝用のクルマのセットアップができなくなったから。去年までだったら、上位のドライバーたちは日曜にレース・モードでの走りをやってたけど、今年はそれができないので、月曜にそういうことをやる時間が設けられたんですね。それは良いアイディアだと思います。そして、その後、最後にカーブ・デイがあって、ファイナル・チェックをそこで行う。
――月曜がプラスされたのは少しは救いであるわけですよね?
佐藤琢磨:はい。でも、月曜はハッキリ言ってあんまり大きくクルマを変えたくはないですよね。そこでは、もうコレでレースに行くよっていうのがあって、それで大集団で走るっていう風でないと。あそこでは細かい動きとかは見ることができない。予選前にそこはやってなきゃいけない。そこに行くまでにセットアップは完成させていたくて、あとはウィング・レベルを上げたり下げたり……ぐらいにしたい。月曜日にロール・センターを変えるとか、アンチ・ロール・バーの大きさを変えるとか、そういう去年、一昨年にやったようなコトは避けたいですね。
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