Photo:INDYCAR (Daniel Incandela) |
しかし、このとき遅れたことにより、スタート直後の事故を回避できたのかもしれません。ただ、飛んで来た破片がアンテナを壊し、テレメトリーが使えなくなりました。ノーズに誰かのボディ・パーツが刺さるなど、他にもダメージはありました」
「2回目のスタートでは、黒いものが自分に向って飛んでくるのが見えました。ところが、いいダッシュが出来てイン側にラインを採った結果、左隣りには別のマシンが並走していて、右側はピットとストレートを隔てる壁という状況でした。どこにも避けることができなくなっていたんです。何かわからない黒い物体を、頭を横に動かして避けたんですが、少しヘルメットに当たって、ヘッド・レストに大きな穴を開けました。危ないところでしたが、幸運にもこの破片を避けることができました。それでも、右側のミラーがなくなり、ヘッド・プロテクターにもダメージがありました」
「その後にはタイヤのパンクが心配されました。しかし、テレメトリーが使えなくなっていたために、空気圧が低下しているかどうかを確認することができませんでした。そこでピット・インをすることに決定。タイアを交換しましたが、それによって順位を大きく下げてしてしまいました。その先はずっとプッシュを続け、リスタートで幾つかポジションを上げました。今日は僕の目の前で多くのアクシデントが発生しましたが、どうにか避けることができました。そして、周回遅れを取り戻すことにも成功しました。最後は、トップ10に入って、9位でゴール。厳しいレースではありましたが、結果は良いものになったと思います。素晴らしい働きを見せてくれたABCサプライ・チームのクルーたちには心から感謝しています」
以上
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