Photo:INDYCAR (Shawn Gritzmacher) |
「全然グリップ感をつかめませんでした」
Jack Amano(以下――):ウェット・セッションになりましたが、午後も雨という読みですか?
佐藤琢磨:そうだったんですが、今、天気予報を見たら、もしかしたら午後はドライ・セッションになるかもしれない感じでした。
――雨で走ったインディーのロードコース、印象はどうでしたか? 水捌けとかは?
佐藤琢磨:水捌けは大丈夫でした。元々雨がそんなに降ってなかったので。水溜まりもないし、バーバー・モータースポーツ・パークでのスタートに似ていましたね。ほとんど路面上に雨量はない。
――路面は乾いて行く一方という……。
佐藤琢磨:そうですね。だから、タイヤはオーバーヒートして行く感じ。物すごくグリップが低い状態でした。グリーシー(油っぽい)な感じって言うのかな? ちょっと酷かったですね、全然グリップ感をつかめなかった。
――ウェットになってしまったことで、セットアップで何かを大きくゲインすることは、誰にとっても不可能となっていました。
佐藤琢磨:でも、ちょっと僕らはあまりにもクルマが決まってなさ過ぎますね。
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