決勝セッティングを行うための練習日を設定
4月14日、インディーカーが今年のインディー500に関する新しい変更を発表した。第98回インディー500は新しい日程変更によって走行日数が1日増やされる。5月19日の月曜日にも走行が可能とされるのだ。
先月、インディーカーは今年のインディー500用の新しい予選システムを発表した。5月18日の日曜日、最速9人によって栄えあるインディー500のポールポジションは争われる。そして、その翌日の5月19日、インディー500出場者たちは正午から夕方5時までの走行時間を与えられることになった。
これにより、17日の土曜日と18日の日曜日、出場者たちは2日間の予選日に予選アタックだけに勢力を集中できることとなった。決勝レース用のセッティングのために1日の走行時間が与えることとなるのだ。これはインディーカーの競技担当新社長であるデリック・ウォーカーが下した素晴らしい英断だろう。月曜日のプラクティスは、どのチームもトラフィックテストがメインとなるため、かなりエキサイティングなものになるはずだ。
敗者復活戦的な新ルールも追加に
新しい予選システムもより詳細な情報が明らかにされた。5月17日の土曜日の予選で苦難を強いられたチーム(アクシデントやメカニカル・トラブルが予選アタック中に起こったチームに原則的に限定)に、日曜日の予選で決勝出場のチャンスをもう一度与えよることになったのだ。この新ルールは、土曜日に予選を終え、グリッドを確保したチームに、新たな追加エントリーのチャンスも提供する。どちらのケースでも、獲得できるのはグリッド最後列だけと限定されるが・・・。つまり、土曜日の予選終了了時点では31番から33番グリッドが暫定になる。それらの3台と、トラブルなどに遭ってグリッドを確保できていない者、新たにエントリーした者(土曜日の夜7時がエントリー締め切り)によるグリッド争奪戦が繰り広げられる。
今年はフルグリッド33台が難しいかも……
こんなルールが作られるのは、インディーカーが今年のインディー500、そして将来のインディーにフル・グリッド33台のエントリーが集まらない可能性が高いと見ているからだろう。33台に満たないフィールドが、アクシデントなどで更に少ない台数とならぬよう予防線を張ったのだ。新エントリーの受付も、33台による決勝を行いたいという彼らの希望、そして、それが実現しにくい現状を表していると思われる。
これらの新ルールによって、日曜日のスケジュールは以下のとおりになる。
グループ1:午前10時15分から午後12時15分=10~30番グリッドを決する予選。
グループ2:午後12時45分から午後1時30分=31~33番グリッドを決定のための予選。
ファスト9シュートアウト:午後2時~午後2時45分。ポール・ポジションを含むフロント3列9グリッドを決定するための予選。
以上
0 件のコメント:
コメントを投稿