2014年4月9日水曜日

2014 INDYCAR レポート 佐藤琢磨 第2戦ロング・ビーチに向けて by AJ.フォイト・エンタープライゼス プレスリリース

Photo:INDYCAR (Chris Owens) クリックして拡大
第2戦ロング・ビーチではスタンディング・スタートですが?


佐藤琢磨:スタンディング・スタートは好きです。インディーカーに来るまで、私のレースキャリアの大方はそのスタート方式でした。しかし、私としてはスタンディングスタートとローリングスタート、どちらも嫌いじゃありません。ファンの人たちに少し違うスタート方式をお見せするのは好いことだと思います。昨年、スタンディングスタートは二度だけ行われ、どちらも良いスタートになっていました。ロング・ビーチでのスタンディングスタートは壮観でしょうね。技術的に見れば、ホンダ・エンジンは去年とはスペックが異なっています。シングルターボからツインターボに変わりましたからね。当然トルクカーブも新しいものになっていますから、それに合わせて調整を行う必要があります。冬の間のテストでは十分にそれを試すチャンスがなかったので、プラクティスの間にもスタートに関するパフォーマンスでライバルに追いつき、進歩を遂げる必要があります。ロング・ビーチは過去にスタンディングスタートを行った歴史がある。そうした点からもスタートは楽しみです。

Photo:INDYCAR (Chris Jones)

今週末、ディフェンディング・ウィナーとしてロング・ビーチに帰って来ます

佐藤琢磨:あれは本当に特別な日でした。ロング・ビーチに戻ることについては、うれしく、そして自信も感じます。再び力強いパフォーマンスを見せることができるはずです。

ロング・ビーチでの勝利によって何が変わりましたか?

佐藤琢磨:自分を取り巻く環境が少し良くなりました。しかし、重要なのは、あれを成し遂げたことによって私たちがチームとして強くなれたこと。自分たちにはそれが可能だと信じ続けていましたが、それが実現されるまでは、望み、あるいは夢、目的でしかありません。信じ続け、挑戦し続けることによって実現はするものです。

ロング・ビーチでいい走りをするためのカギ

佐藤琢磨:ロング・ビーチは典型的なストリートコースで、ほとんどが90度コーナーです。だからクルマはヘビーブレーキングから鋭いターンイン、そして素早いコーナー脱出という動きの良さが求められます。また、ロング・ビーチにはシリーズでも最もタイトで低速のヘアピンコーナーがありますから、コーナー脱出での強いトラクションも必要です。

2年連続優勝のむずかしさはどんなものでしょうか?

佐藤琢磨:このレースで勝つこと自体が常に難しい。すべてが完璧に揃わねばなりません。しかし、不可能ではないと思います。私たちとしては全力を尽くし、勝利を目指します。
2014年シーズンの自身のスタートについてはどう感じていますか?


佐藤琢磨:少しだけ良い結果を開幕戦で記録しましたが(ポール・ポジションからスタートして7位フィニッシュ。昨年は予選2位から8位フィニッシュ)、全体的に見て、良好なシーズンスタートが切れたと感じています。週末を通してファンタスティックなパフォーマンスを見せることができました。特に予選で力を発揮できました。そして、レースではチャンピオンシップポイントを獲得すべくハードに戦いました。チームの冬の間の準備がポジティブな成果を見せたのは素晴らしいことでした。今後もハード・ワークを続けます。

*ロング・ビーチでの過去の戦績
佐藤琢磨のベスト・スタートは4位(2013年)。ベスト・フィニッシュは1位(2013年)=自身の4回目のロング・ビーチ出走。
チームとしても、昨年の4位がベスト・スタートで、昨年の優勝がベスト・フィニッシュ。

*マイルストーン

 佐藤は先月のセント・ピーターズバーグで通算4度目のポール・ポジションを獲得。これはチームに取って通算44回目のPP。
佐藤の2013年のロング・ビーチでの勝利は、彼にとってはキャリア初勝利で、AJ・フォイト・チームとしては通算43勝目(AJ・フォイトの引退後のものとしては8勝目)。
*ABCサプライ/AJ・フォイト・レーシング・チームは、“サンダー・サースデイ・オン・パイン・アヴェニュー”に出場予定。これは夕方6時に始まるピット・ストップ・コンテスト。佐藤琢磨がドライバーを担当する。

以上

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