P2でパジェノーがトップタイムをマーク Photo:INDYCAR (John Cote) クリックして拡大 |
朝からの好天が続き、暑くさえ感ずるようになった午後、プラクティス2が開催された。気温は21℃まで上がり、路面温度は44℃に達していた。
トップタイムをマークしたのはシモン・パジェノー(シュミット・ピーターソン・ハミルトン・モータースポーツ)だった。セッション終了まで10分を切ろうというころ、2番手以下にコンマ5秒以上の差を突きつける1分9秒1486を出してトップに躍り出た。
その後にセバスチャン・ブルデイ(KVSHレーシング)がコンマ3秒差まで迫り、さらには1分9秒1608をマーク。最終的にトップと2番手は0.0120秒という僅差になった。
上位陣のタイムの接近ぶりはすさまじく、トップから7番手までがコンマ5秒内にひしめいていた。パジェノーがトップに立つまでは、エントリーした23台すべてが1秒以内の差に収まっていた。しかし、最終的にトップと最後尾23番手のセバスチャン・サーヴェドラ(KV/AFSレーシング)の差は1.4354秒に開いた。
ルーキー、ホウクスワースが3番手に
プラクティス2で3番手に食い込んだのは、ルーキーのジャック・ホウクスワース(ブライアン・ハータ・オートスポート/BBM・ウィズ・カーブ・アガジェニアン)だった。
なかなかの走りを見せるルーキー、ホウクスワース Photo:INDYCAR (Chris Jones) |
佐藤琢磨、午前のタイムを0.8秒ほど短縮して4番手に
佐藤琢磨(AJ・フォイト・エンタープライゼス)は4番手につけた。プラクティス1のベストはユーズド・タイヤで上回り、フレッシュタイヤで0.8秒近くのタイム短縮を達成。走行初日の4番手は悪くない結果だろうい。パジェノーとの間にあった差は0.3036秒と決して小さくなかったが……。
Photo:INDYCAR (Richard Dowdy) クリックして拡大 |
午前トップのヒンチは12位に後退
午前中に最速だったジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)は、プラクティス2では12番手と目立たなかった。同じく午前中に2番手だったエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)も午後は19番手と下位に沈んでいた。
開幕戦優勝のウィル・パワー(チーム・ペンスキー)は5番手。午前中も6番手とまずまずの安定ぶりを見せている。開幕戦2位のライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)は、午前中は4番手だったが、午後は10番手だった。
ホンダエンジンがロング・ビーチの初日2セッションを制す
プラクティス1、2ともにトップタイムはホンダ・エンジン・ユーザーが記録した。シボレー勢はどちらのセッションでも2番手を確保した。今日の2セッション総合での順位を見ると、トップはホンダ、2番手がシボレー、3、4番手はホンダで、5番手はシボレー。トップ10は5対5のイーヴンだった。出場23人全員が自己ベストをプラクティス2で記録したため、今日の総合順位はプラクティス2のものと同一となっている。
モントーヤ、プラクティス2でトップ10に
Photo:INDYCAR (John Cote) |
その他の注目ドライバーたちは、昨年度チャンピオンのスコット・ディクソン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)は11番手。プラクティス1でトップだったジェイムズ・ヒンチクリフ(アンドレッティ・オートスポート)は12番手。トニー・カナーン(ターゲット・チップ・ガナッシ・レーシング)は16番手。今季初レースとなるオリオール・セルビア(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は18番手。チームメイトのグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は21番手とさらに後方だった。
今日の最多ラップはルーキーのカルロス・ウエルタス(デイル・コイン・レーシング)による43周。最少はライアン・ブリスコー(チップ・ガナッシ・レーシング)の24周だった。
以上
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